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松本人志20年間の発言、名言集まとめ!天才が語ったお笑い、芸人、ダウンタウンのこと

『M-1グランプリ』では漫才の審査を、『キングオブコント』ではコントの審査を、『IPPONグランプリ』では大喜利、『すべらない話』ではエピソードトークと、お笑い芸人に必要なすべての芸を司る、今や「ニッポンのお笑いの基準」とも言える松本人志。

そんな松本人志が、TVやラジオなどで語った言葉から、彼のお笑い理論、笑いの作り方、番組やお笑い芸人についてなど、お笑い好きなら一度は聞いてみたかった貴重な発言をまとめてみました。

松本人志が語る漫才、コント、さんま、紳助、そしてダウンタウンとお笑いのこと

笑いの原点

小学校からの同級生で、現在は構成作家として松本と仕事を共にする高須光聖との会話から。

松本:おれ、自転車買ってほしかってんけど買ってもらえなかったから、おれずっと小学校の時に、自転車に乗ってるテイで尼崎の町を走ってたもん(笑)

高須:なんて悲しいんだ(笑)

松本:ガシャン、てスタンドを立てて、店入ったりしてたからね(笑)

高須:無いのに(笑)

松本:それを言うとみんなな、なんか悲しいって言うんやけど。少し悲しくないと面白くないかもしれへんな、おれは。うん。その比率が難しいねんけど、絶妙な割合やねんけど、どっかに悲しさがないと、面白くないんかもしれへんな。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

少年時代に好きだったお笑い

松本:大阪には『お笑いネットワーク』っていう番組があって。お笑いさんが吉本・松竹関係なく出てくる番組で、当時で言うと誰かなあ、人生幸朗さんとか、あと、はな寛太・いま寛大さんとか、レツゴー三匹さん、青芝フック・キックとか。そういうのをずーっと見てたなあ。もちろんその頃、こんなんやりたいなとは全然思ってないよ。なんか、でも、ずっと見てたな。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

小学生で漫才を始める

松本:僕にとっては、ものすごいあたりまえのことで。なんでしょうね、物心ついたときからたとえば音楽に触れてる人が、なんとなく鼻歌唄うみたいなもんで。鼻歌やね、もう(笑)鼻歌で漫才やってたみたい。うん。TVで漫才ばっかり見てるし、口から出てくるやろ、みたいな。「あ、またおれ出てた?」みたいな感じ。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

小学生で漫才を始める2

高須:浜田とコンビ組む前にね、伊藤と作った漫才をおれが見たのは小学校5年やねん。

松本:しょっちゅう漫才してたからな。でも小学校のとき、いっつもウケてたわけじゃないんやで。調子に乗ってしょっちゅう漫才をやってたけど、1回びっくりするぐらいスベったことがあって。

高須:それは知らんわぁ。

松本:でも今考えたら、小学生であれだけ漫才やって、あんだけスベる経験をした小学生っておれへんと思うねん。そんで2人で落ち込んで、リベンジや、リベンジなんて言葉も当時はないけど。「今回はやっぱりネタがちゃうかったんやで、松っつん」言うて。どうでもええがな(笑)なんでやらなあかんねん(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

小学生で漫才を始める3

小学校からの同級生、構成作家・高須光聖が松本の小学生時代の漫才について証言する。

高須:小学校の修学旅行があったの。その時に松本が漫才をすると。そん時の漫才がまあ凄いんですよ。尼崎っていう町には、「糸田川」っていうのと「熊谷」っていう2つの歯医者しかなかったんですよ、小っちゃな町なんで。その熊谷っていう院長と糸田川っていう院長が、町でばったり出会ってケンカになっていくっていう漫才をしたんですよ。ドッカンドッカンウケるんですよ。そらウケるんですよ。ライバル心むき出しの歯医者の先生がケンカになっていくっていう、今思えば凄い設定を漫才に入れてたんですよね。こいつの頭の中ってすげぇな、って。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

弟子入りではなくNSCを選んだ理由

松本人志スペシャルとして放送されたNHKのドキュメンタリー番組のインタビューにて。

――弟子にならずにNSCに入るというのは、なにか考えがあったんですか?

松本:うーん、すっごい生意気やったから、なんかもう、自信に満ち満ちてたから。たとえば、誰かのおしぼりを持って待ってるとか、なになに買って来いって言われるとか、「いや、おまえよりおれのがオモロいし」って思てたから(笑)「なんでオモロいほうがオモロないほうの買い物をせなあかんねん」みたいに思てたから、考えられへんかったんかな、そういうことが、もう。

――弟子になることが?

松本:うん。今もそういう自信みたいなもん持ってるけど、まあ今考えたらあの生意気さはなんやったんやろうかっていう反省ももちろんあるけどね。

――今はそんな生意気な若手っています?

松本:いない。いないねぇ。みんな、良い子やもんなぁ。

――松本さんみたいな若手が来たらどうします?

松本:めちゃめちゃキレるよ(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

4時ですよ~だ

――NSC卒業してからけっこうすぐ忙しくなるんですか?

松本:スタートは良かったのよ。結構すぐに漫才の賞かなんかもらって。周りの期待もすっごいわかんねんけど、そっからがもうなんにもつながっていかんで。自信だけはあるけど、人付き合いは下手やから。浜田もなんか今でこそ社交的な感じやけど、当時はあいつもそんなに人付き合い上手いほうじゃなかったというか。うん。生意気やし仕事も来ぇへんわね。

――1時間の生放送帯番組『4時ですよ~だ』(1987~9)で大ブレイク、関西で一気に有名人になる。

松本:とにかくお金のない番組やったから、ずっと毎日私服やったし、月曜から金曜まで、同じ服で出るわけにもいかんから、それは大変で。お金一銭も出ぇへんし、スタイリストとかおれへんし、メイクさんもおれへんから自分でメイクして出て行って。あれ製作費ね、たぶん何十万やったよ(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

ダウンタウン東京進出

松本:当時僕がよく言ってたのは、「大阪の芸人は2回売れなあかん」ていう。東京の人は1回売れたらそれで済むけど、大阪は2回売れないといかんって言って。
しかもその、大阪で一回、やらしい話、ほんとにすごい人気のところまでいってしまったから、それをもう一回東京でやるっていうのは、なかなか精神的にはキツくて。
やっぱりどっかで「おまえ、大阪ではおれスゴいねんぞ」みたいなのがちょっとやっぱりあるから。
東京で変な扱いされるとどうしてもそのへんの、「いや関係ない関係ない、東京では一からなんや」って自分に言い聞かすねんけど、大阪じゃこんな扱い考えられへんよなぁっていう、闘いはあったなあ。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

ガキの使いやあらへんで

松本:『ガキの使い』では、初めは漫才をやってたのかな。ネタをずっとやってたんやけど、それは当然10回ぐらいでもう尽きてくるから、そっからさあどうしょうかってなって、結局フリートークに切り替えて。でもそこでいろんなことを学んだような気がするなぁ。

――完全にフリートークなんですか?

松本:完全にフリートーク。

――打ち合わせもなく。

松本:うん。でもそれが、哀しいような嬉しいような、ネタと遜色ないぐらいにウケるから、結局ネタってなんやねん、みたいなところもあるんやけど(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

ごっつええ感じ

松本:『ごっつええ感じ』でコントを始めて、『ガキ』ではフリートークをっていう、この2本柱で行こか、みたいな感じに自分たちでなっていってたかな。

――スゴい荒行の2本ですよね。

松本:そう、でもあたりまえやと思ってたから、そんときは。なんか今から考えたら、その頃からお笑いのなんかイバラの道を歩いてるなって感じはするなあ。もっと楽な道なかったんかなあと思うけど。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

遺書

――1994年に発売された初のエッセイ集『遺書』は250万部の超ベストセラーとなった。

松本:『遺書』に関してはねえ、ほんとにおれにとって、スゴいよかった部分と、スゴい悪い部分があるねえ。あれによってなんか、すっごいおれは誤解を受けたこともいっぱいあるし、あれによってなんか「そうじゃない、おれってそんなやつじゃないねんけど」って。すごいキャラクターもつけられたし、でもあれでたしかに松本人志っていう名前がすごく世に出て行った感じもあるし。まあ、やって良かった仕事なんやけど、あれでさらになんかイバラの道が、トゲが増えた感じがするなあ。うん。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

寸止め海峡(仮題)

――1994年に開催した、入場料1万円という当時のお笑いライブとしては超高額の入場料を設定したコントライブ『寸止め海峡(仮題)』について。

松本:なんか、そんなんやりたいんやね。映画もそうなんやけど、なんかやりたいんよね。あれは『遺書』の頃やと思うけど、「おまえなんや、そんな偉そうにお笑いを語ってるくせに、ライブで目の前の客を笑わせられるんかい。1万円も取って、その分笑わせられるんかい」っていう、なんか自分を追い込むだけ追い込んで。実はあれ、意外と3週間ぐらい前までなんもなかったからな(笑)

――なんもなかったとは?

松本:ネタが(笑)

――えっ。そっから考えたんですか。3週間前から?

松本:3週間ぐらい前に、「どんなんするんですか?」っていっぱい訊かれて、「まだなんも考えてない」って(笑)「ええーっ!!」言われて(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

松風’95

――日本武道館でたったひとりで行ったライブ『松風’95』。料金後払い制で、払いたいと思った金額を払う、ネタは「写真でひと言」のみと、なにもかもが前代未聞のお笑いライブを開催した。

松本:次は松本は何をやったらびっくりするかな、なにをやったら「こいつアホやなー」って思うかなと思ったら、あ、お笑いで武道館でひとりでやったやつっておれへんねや、と思って。
なんかええカッコみたいになるけど、やっぱ「有言実行」っていう言葉が、自分の中で好きで、できるかどうかわかれへんけど、とりあえず言ってしまえ、みたいな。
で、言った以上はやらんとしゃあない自分の性格っていうのを、自分でわかってて遊んでるというか。
その武道館で、さあ今からひとりで出て行くってときに、一回スタッフもぜんぶ、どっか行ってもろて、ひとりで壁に頭打ち付けて、「おれはなにをしてんのかなあ」って思ってんねんけど、そんな自分がちょっとやっぱり、好きなんかなあ(笑)

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

ヴィジュアルバム

――『ごっつええ感じ』が突然終了して、ダウンタウンのコントがTVで見られなくなった1998~99年、3本のオリジナルコント・ビデオ『ヴィジュアルバム』を発表し、話題となる。

松本:セルビデオのみのためにコントを作るっていう、そしたら放送コードも気にせんでいいし、ホントにやりたいもんが出来るんちゃうかって。

あれも、コントのビデオとしては破格の金をかけてたから。3本出したんやけど、1億近くかかったやつもあったんちゃうかな。でもね、そんな言うほど売れてないと思うねん、おれが今までやってきたものとしては。TVでオンエアしたコントをビデオ化するんやったら、TVで「はい、今度ビデオが出ました」って宣伝もできるんやけど、宣伝もでけへんし。

あれもまたなんか無謀なことをしたねー。うーん。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

人志松本のすべらない話

――40を過ぎて、現役でやってる自分に満足をしていますか?

松本:満足もしていますが、現役すぎるな、っていう、なんかこう、大変さもあるかな。

――そういう意味では今、『すべらない話』っていう番組をやってらっしゃいますけど、ほんとだったらもうMCだけでいいんじゃないかとか…。

松本:サイコロふるだけでね。

――あえてイバラの道を。

松本:もうええやろ、思うねんけども、なんか、やりたいんよなぁ。なんか自分に恥ずかしいっていうか。楽してるだけやんけ、みたいな。なんか嫌やし。
だってギャラは一番貰てるわけやし、なんかその後ろめたさってのがあるのかなぁ。下からしてみたら鬱陶しいやろな。松本はTVの司会だけやっといてくれや、みたいに下の子らは思うんちゃうかなぁ。「あんたがそない最前線で闘われたらおれらどうしたらええねん」みたいな。

――その辺は結構、松本さんなりの笑いの基本というか、哲学みたいなとこも入ってますかね。

松本:ずっと一貫して言ってんのは、「サービス精神」。サービス精神がなくなったら終わり。それに尽きると思うな。
たとえば番組の収録でも、ほんとに1時間番組でも、お客さんがスゴい喜んでて、こっちもスゴい楽しかったら、極端な話、べつに朝までやってええやんてちょっと思ってるところがあって。「そんな録ったって使えへんよ」って言ったって、なんか楽しいやん、みたいな。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

 

七並べ

すべらない話の話芸について語る。

松本:ちょっとまあ、七並べに似てるかなあとは思いますけどね。どこを止めとくかっていう感じ。うん。最後のカードはどれにすんねんていうことですよね。最後のカードを切った時がいちばん大きい笑いが生まれる時でないといけないわけですから。かと思えば、あえてこれ一発目切っちゃう、みたいな。あえてこれを見せといて、とか、どの順番までこのカードを持ってるか、っていう、トークって結構七並べに似てる感じが僕はするんですけどね。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

映画『大日本人』

――初監督作をヒーローものにしたのはなぜか。

松本:まあ、一貫して言うてるのは、僕の幼児性。僕のもともと持ってる幼稚さですよね。好きなんですよ。コントでも結構ヒーロー物多いんですよね。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

可愛くて、可哀相

松本人志初監督作品『大日本人』がカンヌ映画祭で上映され、フランスのメディアからも取材を受ける。思った以上にフランス人が内容を理解してくれたことが嬉しいと話す。以下はフランスのラジオ取材の模様。

女性:まず第一にわたしの言いたいことは、この映画が大大大好きです。

松本:あっ、ありがとうございます。

女性:大日本人自身もすごく可愛いところがありますし、可哀相なところもありますし、怪獣もそのやっぱり、怖いところよりも可哀相なところが。

松本:僕の好きな笑いっていうのが、やっぱりそこが原点のような気がしますね。可愛くて、でも可哀相で、そこが面白いなあって。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

『大日本人』の意外な反応

松本:「今の現代社会のいろんなことが盛り込まれてますねえ」って言うてくれる人もいて、たしかに盛り込まれてるんやけど、全っ然そんなこと考えてないからね、こっちは(笑)でも結果そうなった。でも、そういうことなんよねえ。うーん。なんやろなあ。これはもう、一生懸命やってるから、そんなふうになっていくのかなあ。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

哀しみと笑い

カンヌでの、海外向けの記者会見にて。

松本:あのー、僕の作るお笑いは、なんでしょうか、こうやっぱり哀愁というか、哀しみの中に笑いってのはけっこうたくさん入っていて、なんか胸がキュンとなる、そこの部分が僕は人間の面白いところだなあと思って。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

映画に逃げてきた

2作目の映画『しんぼる』のプロモーションを兼ねて、芸人で映画監督をした先輩・ビートたけしと対談をするが、映画を撮る理由について、思わず松本の本音が漏れる。

松本:もう今テレビが、規制がホントに厳しくなって、だから映画に逃げてきたみたいなところもありますねぇ。このテレビの中で、どう闘って行こうかなっていうのは正直ありますねぇ。

引用元:『北野たけし x 松本人志 対談トーク 映画監督について』

紳助竜介の解散

『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』にて。ゲストは元弁護士で参議院議員の丸山和也氏。彼が『行列のできる法律相談所』で共演していた島田紳助の話から、ダウンタウンの漫才の原点へと話は展開する。

丸山:(紳助が)ダウンタウンの漫才を見て、「俺の時代はもう終わったな」と思ったって。

坂上:それは僕も聞いたことありますよ。それはお二人の耳に入ったことはあるんですか?

浜田:新聞社の人がいきなり来られたんですよ、われわれが養成所の時に。「紳助竜介が今、解散宣言しました」と。「あなたたちの漫才を見て辞めたって言ってるんですけど、なにかコメントありますか」って。

坂上:ほぉー。寝耳に水ですよね。

浜田:そらそやがな。だって養成所の時よ。

松本:新聞にも活字で「ダウンタウン」て名前が出たんやけど、読んだ人はたぶんダウンタウンの意味がわからない。知らないから。

坂上:あー、それぐらいの。

丸山:それ聞いてね、そう思ったっていう彼の凄さね。その反応の速さね。

松本:だからね、僕やっぱり未だにあの人には、ピリッとしてしまって。

坂上:少ないですよね、そういう方って。

松本:これね、こないだね、ほんの一週間ぐらい前ね、メールが来てね。

坂上:えっ。

松本:「ずっと見てるで」ってメールが来て(笑)

坂上:怖ぇー(笑)

松本:朝起きて、メールが入ってて、「ずっと見てるで」。ビッキーン!!(姿勢を正す)これはどういう意味やろか(笑)

引用元:『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』 2016年3月11日放送回

島田紳助

坂上:ダウンタウンのお二人にとって、紳助さんてどういう人なんですか。

松本:おれはやっぱり、あの人がいなかったら、いないから。

坂上:その理由訊いてもいいですか?

松本:やっぱり、おれが高校生の時に漫才ブームに出会って。

浜田:練習したのも紳助竜介のテープを聞きながらやったから。漫才ってどうしたらええかわからんから。

松本:2人で初めて立ってね、漫才しても、なんか違う、でもなにが違うかわかれへんのよ。

浜田:うん。

松本:当時TVから直接カセットテープに録音して、それを2人で聴いて。

浜田:こういう感じなんやって。こういうのが漫才なんやって、何回も聴き直して練習したよ。

坂上:それで養成所に入って、まだ世に出てないときに、それを紳助さんが見るんでしょ。

松本:18の時に養成所に入って、NSC寄席っていうのが当時月に1回ぐらいあって、そんときに講師が1人来る。ほんで、紳助さんが一回来たのよ。

浜田:さんまさんも巨人さんも紳助さんもみんな来たんですよ。

松本:でも紳助さんだけは、おれらが漫才してるとき、全然見ない。たこ焼き持ってきて、あのおっさん。漫才してるのよ、おれら。たこ焼きずーっと食って全然見いひん。こいつ全然見やがらへんわ思て。こっちは見て欲しくてやってるのに、1回も見ないのよ。終わった後もフワーっと帰られて。そんで、後日なにかで、「1組だけちょっと…」って。

坂上:えーっ。それ、でも嬉しいですね。そこで褒められるよりも嬉しいですよね。本気度が違うじゃないですか。

松本:まあそうやけど、じゃあ見ろよ、っていう(笑)

引用元:『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』 2016年3月11日放送回

紳助竜介をコピーして練習

『ワイドナショー』にて。「仕事は見て盗め」という昔ながらの指導法についての話題から。

佐々木アナ:松本さんは、誰かを見て盗んだものってあるんですか?

松本:僕はやっぱり紳助竜介さんでしょう。やっぱり漫才ブームのど真ん中で高校生の時に出会って、人生変わりましたからね。

佐々木:たとえばそれがどう生かされたんですか?

松本:やっぱりデビューして半年から1年ぐらいはもうほぼコピーに近い感じで練習してましたね。

全員:へえーっ。

佐々木:オリジナルのネタが出来るまでっていうことですか。

松本:まあ、ネタは自分たちで作りましたけど、呼吸というか、間というか。公園で2人でやったりしてましたね。

佐々木:そんな時代があったんですねえ。公園で、浜田さんと。

松本:はい(笑)

引用元:『ワイドナショー』 2015年6月14日放送回

紳助の証言

1994年、当時はまだ一人のゲストを迎えてのトーク番組だった『ダウンタウンDX』に島田紳助がゲストで出演。紳助が人気絶頂の時にコンビを解散した理由、ダウンタウンに対する思いのたけを語る。

紳助:『THE MANZAI』ってあったやん、フジテレビで。あれ11回やって、全部出してもうて、あんときの8回目、漫才ブームのピークぐらいかな、あんときに辞めよう思ったんよ、限界やと。漫才したあと涙出てきてな。

浜田:それはなんでですの。

紳助:あるやん、なんかあの、江川さんが引退した時に、小早川にホームラン打たれて、たった1本のホームランで引退決めたやんか。ああいうのすごいわかる気いすんねん。漫才でもウケへんときあるやん、完璧な状態で完璧なところでやって、ある日ウケへんかったときって、すごいショックやん。

浜田:ああ、なるほど。

紳助:3カ月かけてネタ作って、持って行ってやって、心の中にどっかあって、予感が。ひょっとしたらアカンかもしれん、もう終わりかもしれん、て。客は若い女の子やから笑うねん。笑うけど自分では「違う」ってなるやん。そんで舞台終わった瞬間横でバーッ涙出てきて。もう打ち上げも行かんと、ひとりで六本木行って、ずっと泣いてたよ。「終わったぁ」って。うん。それでも3年やったよ。いつ辞めてええかわからんかったから。
ほんで、うめだ花月でサブロー・シローと、ダウンタウンと出番いっしょやってん。ほんでサブロー・シロー漫才して、ダウンタウンやって、次やから舞台の袖で見てて、その日に思って。10日間の舞台の5日目ぐらい。もうあと5日することも嫌になってな。あかん、恥ずかしい、と。もうあきらかに負けてると。サブロー・シローにも、ダウンタウンにも。これは辞めなあかん、やったら醜態をさらすだけやと。ほんですぐ本社行って、「辞めます」って。師匠のとこ行って、「辞めます」ってひとりで言いに行って。
竜介に言うてへん。竜介にどう言っていいかわからんから、「あの…」って言うたら、あいつ偉いで。自分から「辞めよ、もう辞めよ」って。ずっと同じこと思ってたんやな。そら、君らや、ピリオド打ったんは。

松本:いやいやいや(笑)

紳助:いや、それで良かったと思うねん、マジで。真面目な話で申し訳ないけど。なんちゅうかな、他の人やったらなんとも思わへんかったのに。

「僕ら簡単な漫才をやろう」と。ウケたらええねん、笑わすねん、と。今までの漫才の形を変えようと。間を減らしーの、ひとりがたくさん喋るのが簡単やんか、テンポアップして16ビートの漫才つくっていこうと。で、漫才ブームってのがあって、終わった時にダウンタウンが出てきて、漫才のテンポが遅かったやんか。そんとき僕見てな、オモロいよ、オモロいけどそれがほんとに商品としてウケるやろかっていうのがあってん。

本人目の前にホメるのもちゃうけども、ダウンタウンは1番オモロいと思うで。ピカソの域に入ってるやんか。ちゃんと出来んのやけど、それをいかに崩してリアリティをつくっていって、わざとリズム外すかっていう、松本のボケなんていうのはチェンジアップやんか、野球でいうたら。真っすぐで速い球投げられんねけどそこでタイミング外して投げる、そこで気持ち悪い笑いが起こる、ああいうのなんてすっごい高度な技術やんか。おれ、あれ見た瞬間にダメやと思たもん。もう、絶対辞めようと。こんなもんと比べられてな、やったら、このお笑いの世界でおれは生き残って行けへんと。だから、自分が生き残っていくためよ、(漫才を)辞めなかんと。

松本:僕はもう、勝負したかったんですよ、正直言うて。この世界入った時に、紳助竜介と自分らで、同じ板の上で同じ客で、1回でもええからやりたかったんですけど、結局できなかったですよね。

紳助:その辞めた舞台が初めてちゃうかな。

松本:それも、客が替わってるでしょ。だから、1回も無かったんですよね。それがちょっと、悔しかったんですけどねぇ。

引用元:『ダウンタウンDX』1994年放送

漫才の作りかた

松本:漫才はね、あえて言えば、過去にあるようなオーソドックスな、たとえば誘拐犯と、誘拐された親の会話みたいなのを、普通の漫才ならどうするやろっていうのをまず考えて、ベタベタなのをフワーッと考えて、それをどうズラしていくというか、裏切っていくかっていう。

高須:もう1個裏切っていくってことやな。

松本:そう、基盤自体が誘拐漫才なんで、すでにズラしていってんねんけど、そこをもう1回ズラすっていうやりかたを、結構してたな。

高須:ある意味、難解な作り方をしてるよね。

松本:客は、漫才イコールボケよるわけやから、医者と患者って来たら、まあ医者がボケなんやろう、どういうふうにボケていきよるんかとある程度予想しよるから、あえて予想さしといて、全然ちゃうとこに行くっていうやりかたは結構やってたね。

高須:うん。

松本:たとえば、うちのクイズのネタっていうのは、もうあれは究極や。やっぱり未だにそう思う。あれを崩すことっていうのは、でけへんがな。あれを崩すっていうことは、あれよりちょっと整ってまうからな。砕いて砕いて粉末状態みたいになってもうてるから。あれ以上崩すっていうのはもう不可能やから、今度組み立てなあかんことになる。組み立てるってことはお笑いの公式から言ったら、ちょっと客のほうに戻ってまうから。もう不可能やんな。

引用元:『放送室』

萩本欽一との共演

ダウンタウンは若手の頃に、萩本欽一の『欽ドン!ハッケヨーイ笑った!』という番組に、ジミー大西らといっしょにレギュラー出演していたが、視聴率が悪く、3カ月という短命で終了した。

高須:どういう人なん、大将(萩本)って。

松本:うーん、よう言われてるままの人よ。たしかに会議は長いし。

高須:おったの、その会議にずっと。

松本:おれずっとおったよ。たしかに「うーん」言うてから結構長いな。

高須:そういう時、自分で考えてるお笑いと、大将のお笑いってあるやんか。「こうしよう」とか…

松本:いやもう真逆やからな。

高須:どう思てたん?「おれやったらそうせえへんな」って思てたん?

松本:うーん、まあとにかく、好きか嫌いかでいうと、おれの好きなお笑いではないわな。そらそうやねんけど。

高須:でもまあ一応吸収しようとはしてたんやろ? 言うてもここに来た限りはなんか…

松本:でも東京来る気なかったからな、あん時もう全然。

高須:あ、大阪でやっといたらええわと思てたん。

松本:うん。

高須:ええっ!?

松本:(笑)

高須:無欲やなあ。ホンマかいな、それ。

松本:ホンマに、ホンマに。

高須:あっ、そう。

松本:しんどかったもん。

高須:最悪やな、そんな若手(笑)

松本:しんどかってん、あの頃ホンマにもう東京来るの。嫌やったし。ただな、最後の、番組が終わるって決まったときに、会議室にみんな呼ばれて、大将が言うのよ。これはちょっとおれ、感動したんやけど。

高須:はい。

松本:「僕が途中から、なにがしたいのかよくわかんなくなってきて、番組が終わることになったんだけれども、あたりまえだけど君たちには全然非はないし、全部僕が悪いから。ただ、この番組で君たちを見てて、絶対にいけると思うから。この番組は無くなるけども、君たちは絶対ちがうところから出てくるから、心配せんでもいいよ」みたいなこと言われて。ちょっと感動したけどな。

高須:へえー。ちゃんと見てはる人なんやな。ちゃんと売れたもんな。

松本:まあ、そうやな。たしかに言うたことは当たってたわね。

高須:やっぱあの人がタレントをチョイスする力って凄いやんか。

松本:ちょっとプロデューサー的なところがあるからな。

高須:そうやな。

松本:二郎さんでもそうやからな。萩本さんがプロデューサー的な感じでやってるとこってあるからな。そういうとこにたぶん長けた人なんやな。自分からそない笑い取りに行くタイプでもないからな。

引用元:『放送室』

BIG3

『ワイドナショー』にて、お笑いBIG3(タモリ・たけし・さんま)の話題になり…。

松本:僕はね、ほんとBIG3がね、邪魔なんですよ。

東野:アハハハハハハ!

松本:邪魔でね、嫌で嫌でしょうがなかったんですよ。

中居:そういう時期があったってことですね。

東野:それはどれくらいの時期ですか?

松本:それはもう、若い頃。20代・30代はほんとに、「もうええやろ!」てホンマに思って。

東野:ずーっとお笑い界を牛耳ってらっしゃって。

松本:でもね、40後半ぐらいから、変わってきた。これたぶんね、みなさんそうやと思うわ。「あっ、この人たちが頑張れてんやったら、おれもまだ頑張れるわ」っていう。

東野:ああー。

松本:なってくんのよ。

東野:指標みたいな、指針みたいな感じに。

松本:そう、だから逆に、やめんといてほしいなっていうことがあって。「あっ、まだこんな感じでできんねや」って思たら、おれもまあ行けるか、と。

引用元:『ワイドナショー』 2014年7月26日放送回

明石家さんま

明石家さんまについてどう思うかと訊かれて。

松本:あの人とは、ほんまに違う人やなと思うな。

高須:人種が。

松本:クラスにいたとすれば、絶対あの人はクラスの人気者で、女の子からもキャーキャー言われて、面白い、面白いって言われてる。おれは男5~6人ぐらいから絶大なる支持をされて(笑)、おれの言うことにその5~6人はものすごい腹抱えて笑うねんけど、他の女の子には「わかんない」みたいに言われて(笑)それが目に浮かぶね。

引用元:『放送室』

松本人志と明石家さんまトーク:コンビ名

映画『大日本人』のプロモーションを兼ねて『さんまのまんま』に出演したときのこと。コンビ名を「ダウンタウン」にした経緯を語る。

さんま:ニューヨークのダウンタウンを意識して付けたんやろ。

松本:いや僕ね、実は「ダウンタウン」っていう意味もあんまりわかってなかったんですよ。喫茶店かなんかで、雑誌パッとめくって出てきた活字でもうそれにしてまえ、みたいなことで、「ダウンタウン」て出てきたから。

さんま:あ、そう!?

引用元:『さんまのまんま』 2007年6月1日放送回

松本人志と明石家さんまトーク:サービス精神がない相方

『さんまのまんま』にて、相方・浜田のサービス精神の無さに憤る。

松本:浜田にはサービス精神がないんですよ。たとえば、この番組30分じゃないですか。でも、さんまさんとか僕とかは、お客さんが楽しんでくれたら、1時間でも2時間でも喋ってしまうじゃないですか。

さんま:こういう公開録画は困るんですよね、やってしまうから。

松本:そうでしょ、僕もそうなんですよ。ほとんどカットですよ、でも喜んでくれたらええかなって思うんですよ。

さんま:最低、現場だけはね。

松本:あいつはまったくないんですよ! 1回『ガキの使い』の30分のトークをね、20分で終わりやがったことあるんですよ! 後半スローか、オンエア(笑)体内時計ぐちゃぐちゃか。なんなんあれ!

さんま:おれは想像を絶するね、そんなことできる人は(笑)

松本:だって、こういう番組終わりに、待ち合わせしてるやつの気が知れないですよ。何時に終わるかわかんないじゃないですか。僕はオモロかったら朝まででも喋りますから。絶対浜田なんかこれ(小指を立てる)なんですよ。だから巻きかけていくんですよ。

さんま:は~。それはおれも許せない、浜田は。

松本:そうでしょ? 悪いやつですよねえ。

さんま:ちょっともう、芸人として、よしもとの後輩として、ちょっと浜田はあかん。

松本:怒ったってください。

さんま:ほんなら今度、怒鳴り散らしてやるわ。

松本:怒鳴り散らしてやってください。「なにひとりでCMやってんねん!!」って(笑)

さんま:それはおまえが怒鳴れよ(笑)

引用元:『さんまのまんま』 2007年6月1日放送回

相方・浜田雅功

松本:うーん。やっぱり未だに、すっごい嫌いだったりするんですよ。たとえば金曜日は、殺したろかっていうぐらい嫌いやったりするんですよ。でも土曜日にはなんかちょっと、まあまあこれでええとこもあんのかなあって思ってみたり。それの繰り返しですかねえ。でもね、おれ思うねんけど、やっぱりおれが浜田の弔辞をするより、おれは逆のほうがええと思うんですよ。浜田がおれの弔辞をした方がええと思うので、1日でも長くあいつが生きてたほうがええと思うけどね。まあ、いろいろおれに謝らないかんことも

あるやろうし。おれは無いからさ(笑)

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

浜田の図太さ

松本:最近ね、すごく思うのよ。浜田のあの図太さに助けられてきた部分が多いなあって。35越えて特にかな。正直、20代の時は、おれやと。おれでええやんけ、と思ってたの。だから若いうちはものすごい仲悪い時もあるし、周りのコンビでもな。このボケぇ、とか。思うやろけど、だんだんわかってくんねんな。

高須:いや、よう出来た相方やで、あれ。やっばし、そういう運命でもあるんや、DNAが、浜田を必要とする。

松本:ものすごい図太いか、ものすごい繊細か、どっちかやと思う、芸人て。ものすごい図太いやつとものすごい繊細なやつがコンビっていう可能性ってかなり低くて、そういう意味じゃうちは…。

高須:いや、完璧やで。完璧や思うで。

松本:繊細な人間て意外とおるやんか。でも、あんだけ超ド級の図太い人間て、そうそうおらんよ。だから、もしコンビ組むんやったら、その辺考えたほうがええ気がする。

高須:そうやな。

松本:(ロンブー)淳はちょっと図太いなあ

高須:めちゃめちゃ図太いよ。

松本:あいつ図太いよな。あいつたぶん、おれが「おまえ、あかんぞ!」って怒っても、「すいません」って言うけど、たぶん腹ん中ではそんなに気にしてないと思う。

高須:わかるわかる。

松本:な、あいつ図太いな、最近の若いやつの中では。

引用元:『放送室』

コンビの裏番組出演について

松本:(番組の)裏・表ってどこまでみなさん考えてるんでしょうね。最近気になる時があるんですよ。僕は、浜田の番組の裏に出るってことはポリシーとしてやめよ、って思ってますよ。

高須:そらそうですね。あたりまえですよ。

松本:そこまで気にしてる人いないんでしょうねえ。

高須:いや、気にしてると思いますよ。

松本:これ批判じゃないですけど、こないだオセロが普通に真裏で出てたんですよ。ほんで、これたまたまかと思ってね、番組欄とか見てもべつに野球が押してそうなったわけでもなくて、もともとなんですよ。だからね、そんなんをね、トータルで見れる人間がね、ほんとはいないとダメなんですよ。

引用元:『放送室』

バラエティ

『ダウンタウンDX』などバラエティ番組の収録について。松本はスタッフと打ち合わせをすることもほとんどなく、相方の浜田やゲストとも一切話をせずにぶっつけ本番で臨む。

松本:生放送ではないんですけど、やっぱり生き物やと思うんで現場は。空気感みたいなものはやっぱり大事にしますかねえ。お笑いはほんと生き物なんで、鮮度が大事やから。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

野見隆明

3作目の映画『さや侍』で、俳優でも芸人でもない、ただの素人のオッサン、野見隆明を主役に抜擢した理由について。

松本:世界でいちばん面白いやつって、世界でいちばん面白くないやつなんじゃないかっていう表裏一体論があって。自分で面白いと思ってない、あんなに面白くない人はいないってぐらい面白くないから、めちゃくちゃ面白いんですよねえ。だからすごい魅力感じますよねえ。うん。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

跪きたくない

松本:ただの芸術家になってしまったらあかんと思ってる。芸術家と芸人は違うから。でもなんかこう、ひざまずきたくないやんか。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

キャシィ塚本

『ごっつええ感じで』で松本が演じたキャラクターの中でも特に強い印象を残した、エキセントリックな料理研究家・キャシィ塚本について語る。

松本:入りすぎてまうんですよ。おれがキャシィ塚本の中に入ってんのか、キャシィ塚本がおれに入ってんのか、ようわからんようになる瞬間があって、だから帰ってこれなくなるねん、下手したら。あれが怖いねん。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

コント

松本:こないだ『アバター』を観に行って。途中からね、もう他のとこへ行っちゃうんですよ。これがもう僕もホントに困るんですけど。途中からもう、観てるんですけど、コント作りに入っちゃうんですよ。で、実は観てない。いや、まあ考えてまうんですよ、コントはねぇ。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

落語

浜田の息子(後のハマ・オカモト)が落語研究会に入っているという話から。

高須:落語好きやねんて。

松本:へえーっ、そうなんや。あのね、でもね落語好きな子供やったら落語聞かした方がええで。絶対賢こなるから。

高須:ほんとですか?

松本:あっこから学ぶことっていっぱいあんねん。若手でもコントやってるやつとか、漫才やってるやつとか、ネタ見てると、落語をベースにしてるやつってなんなくわかんねん。

高須:ほう。

松本:ちゃんと構成がしっかりしてる。なんでやねん、なんでこうなんの、みたいなことになれへんねん。あねなるほどな、っていうか、ちゃんとできてんねん、俯瞰でもの見れてるっていうか。それできてへんやつはいっぱいおんねんけど、できてるやつは絶対落語を勉強してるっていうか、ベースにあると思うな。どう終わるか、とかね。その着地方法とか。

引用元:『放送室』

お笑い芸人は健全

2000年から2006年まで放送された、島田紳助と松本人志によるトーク番組『松本紳助』にて。

松本:芸人て覚醒剤とかしないですよね。

紳助:せえへんな。

松本:なんででしょう?

紳助:もう、吸わんでも幻覚見てるんちゃう(笑)

松本:ちょっとテンションを自分で勝手に上げれるみたいなとこありますもんね。

紳助:あっ、そやなあ、ミュージシャンてマリファナ吸うたりとかするけど、芸人て…

松本:聞いたことないです。

紳助:すごいよな、お笑いっていうのは覚醒剤には手を出さない。

松本:やっぱりね、僕は思うんですけど、お笑いの人間て常識ありますよね。すごい常識人間の集まりやと思うんですよ。だから非常識なことができるんやと思うんですよ。

紳助:常識がわかってるから、どう外したらオモロいのやと考えるわけや。

松本:ここがズレてたら、もうなにがオモロいんかがわからないんですよ。

紳助:これ、今ええ話やなあ。週刊誌やったら太字にしたいところや(笑)

松本:これはいい話ですよ。

紳助:これは絶対言えるよな。

松本:『知ってるつもり』の最後で言うて欲しいですよ(笑)

紳助:絶対言えるわ。ほんとうは常識をわかってるけど、わざと外してんねん。

松本:そうそう。

紳助:そやからだれもせえへんもん、薬とか。しようとも思えへん。

松本:だれかやったいうのも間接的にも聞いたことないですしね。

紳助:よしもとの若いやつで借金まみれの大変なやつっておるやん。あんなバカタレでもせえへんもんな。

松本:しないですよ。今は普通の中学生や高校生ぐらいでもやってるらしいですからね。

紳助:そうや。そやのに吉本興業内で麻薬の摘発とか聞いたことないで。賭博はあるけどな(笑)ほんまや。すごいな。健全な会社やん。

松本:健全なんですよ、お笑い芸人ていうのは。

引用元:『松本紳助』

若手芸人への苦言

ここのところ後輩に甘すぎたと反省し、先輩の義務として、自分にも他人にももっと厳しくしていくと宣言する松本。

松本:ここはアカンぞ、っていうところはちゃんと教育していかな、というのもあるなと思って。なんかちょっとユルユルになってきてる部分がないか、と。

高須:なるほど。そらピシッとやらなダメですよ。

松本:『ダウンタウンDX』とか来たときでもさ、もうちょっとなにか考えて来いよ、みたいなことってあるでしょ。おれらの若い頃、こんなんじゃなかったで、ってね。

高須:全然練ってなくて、さっき考えたな、っていうのを何発も出されたらムカっと来るもんな。

松本:それもあるし、なんかこいつ事前に「こう来たときにこうしよう」とかなんにも思ってないなあってのわかるやんか。悪い風潮やな。

高須:まあ、ちゃんとやる人もいますけどね。

松本:逆に、ええ根性しとるわ、思うわ。ダウンタウンの番組に丸腰でよう出て来れんなあって、若手が。おれやったら「うわどうしょうどうしょう、これ絶対スベられへんぞ、もしこう来たら、でもここ来るまでにそうなってへんかもわからんから」とか、いろんなパターンを考えるよな?

高須:頭の中で何回もシュミレーションしてるはずやわな。

松本:ほんでまた、スベってもそんなにたいして、「おつかれさまでしたー、ありがとざいましたー。またおねがいしまーす」って。ええ根性しとるわ(笑)

高須:まあ、そうやねえ。

松本:あんなんやっぱり、言うたらなあかんな。

高須:言わんでも終わっていく人たちには言ってもしょうがないですよ。

松本:いや、それはちがうで。やっぱり『ダウンタウンDX』に来たわけやから、おまえがそんな中途半端な、手ぇ抜いた仕事をするぐらいやったら、おまえの替わりにだれか入れて、そいつが笑いを取って番組も盛り上がる、みんなにとってええわけや。「おまえがひとり入って邪魔しとるだけやがな」っていうことで、それはやっぱり怒らなあかんと思うねん。

高須:なるほどな。

松本:おまえが先消えようがどうしようがそれは勝手やけど、今日というこの日を、このひとつの番組を、この時間をムダにしたっていうことに関しておれは、やっぱり芸人としても、時の神としても、怒らんといかんと思う。

高須:そらそうかもしれん。

松本:ほんまそんなんやで。最近多いなー。

高須:そうですか? ていうかなかなか喋れてないんですよ、まだ。

松本:喋れてないなあ。喋れてない。喋りのプロってなかなか、難しいなあ。

引用元:『放送室』

お笑いの絶対音感

『ワイドナショー』にて。歌手・ヴァイオリニストのサラ・オレインは、音楽家ならではの絶対音感が染みついていて、生活にも影響したり、気持ち悪い思いもするという話から。

松本:絶対音感かぁ。もしかしたら、お笑いの「間」に近いものがあるかもしれないですね。

ヒロミ:ちょっと好きな「間」ってあるね。

松本:あるある。それがもしかしたらわれわれで言う絶対音感なのかもしれんね。

佐々木アナ:じゃあちょっとの狂いが気持ち悪いとかも…

松本:ありますね。

東野:お笑いの「間」の絶対音感持ってないお笑いの人って…

ヒロミ:結構いるよ(笑)

松本:いるいる。ちょっと「気持ち悪っ」ていう(笑)面白いこと言うてんのになんやろって(笑)

ヒロミ:もうちょい待て、とかさ、もう半拍早いとか(笑)

東野:面白いこと言うてないけど、面白い人もいるじゃないですか。

松本:逆にね。

東野:これ「お笑い絶対音感」でしょ。

松本:そうそうそう。

引用元:『ワイドナショー』 2018年5月13日放送回

ネタを見たいと思う芸人

『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』にて、サンドウィッチマンとの本音トークから。

坂上:サンドウィッチマンさんてやっぱりネタが凄いんですか?

松本:面白い。だから、パッとテレビ点けたときに、ネタやってても、まあ見なくていいかなとチャンネルを変える芸人もいっぱいいるけど…

伊達:誰ですか、それ?

浜田:それはええやん(笑)

伊達:そこを知ったうえで褒められたいんですよ(笑)

松本:でもやっぱこう、4~5組ぐらいは、こいつらのネタは見たいなっていう、裏切らない組は5組ぐらいいるもんね。

伊達:わっ! それ聞きたい!

坂上:その4~5組の中にサンドさんは入ってるんですよね?

松本:入ってない。

全員:ええーっ(笑)

伊達:じゃあチャンネル変えてくださいよ!

松本:入ってる、入ってるよ(笑)

伊達:ありがとうございます(笑)

坂上:それ以外の4組は? たぶん、これ見てる芸人さん全員知りたいと思いますよ。

浜田:この人が言うとね。

伊達:あと4組だれですか?

松本:そやなー、ジョイマンやろ。

全員:(笑)

伊達:失礼ですけどね(笑)

富澤:その感じでいくと「マン」が好きなんですね(笑)

伊達:いや、ほんとに知りたいです。

松本:マジで言ってんの?

伊達:マジで言ってます。

松本:いやそりゃあまあ時価はあるよ、変わるよ多少は。でもやっぱり、東京03。

伊達:おおーっ。喜んでますよ、これは。

松本:あとはなんやろ。バイきんぐ。

伊達:バイきんぐ! 面白いです。

松本:面白いよねえ。よしもとは抜いていい? おれが言うとややこしくなるから。

伊達:いいです。

松本:やっぱり、ジャイ、ジョイマン。

全員:(爆笑)

浜田:ジャイ、て(笑)

伊達:らしくないよ、これは。大オチを噛むっていう(笑)

松本:ホンマ、残ってオンリー(声だけ)録るから(笑)

引用元:『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』

和牛

『M-1グランプリ2016』に審査員として出演。和牛に93点をつけ、和牛は最終決戦へ進むことに。

今田:さあ松本さん、いかがでしょう。

松本:ねえ、これもう和牛と銀シャリで最高やね(笑)あと味噌汁あったら言うことないね。

今田:そうですけど、あの、漫才見てくれてますよね?(笑)

松本:いや優秀ですねー。ほかもいろいろ和牛のネタは見てますけど、全部面白いからね。

引用元:『M-1グランプリ2016』 2016年12月4日放送

和牛2

『ワイドナショー』にて。『M-1グランプリ2016』の1位~3位となった、銀シャリ(鰻のみ)、和牛、スーパーマラドーナの3組をスタジオに迎えて。

東野:松本さんのM-1の「和牛のネタ、なに見ても面白い」ってコメントでね、これから年末年始忙しくなるよ。

水田:はい、期待してます。

東野:川西さんはどうでしたか?

川西:僕ももう、あそこでネタできたのがまずもうラッキーやったので。

松本:いや、おまえ上手なったなあ。あのツッコミほんまエグいわ。

東野:おれも思ったもん、だってあの緊張感の中、あんなゆったりと喋れるなあと。

松本:凄い。上手になったなあと思うて。

東野:川西さん?

川西:……褒められると弱い。

引用元:『ワイドナショー』 2016年12月11日放送回

M-1の審査基準

東野:松本さん、どうやって審査してるんですか? たとえば、自分の意見やなくて、お客さんの笑ってる順に点数付けるのもひとつの方法じゃないですか。または、ボケのバリエーションをいっぱい使ってるから点数高いとか、構成を重きにしてるのか、とか。

松本:いやもうおれは、ほんとに面白いか面白くないかしか見てないなあ。

東野:それ言われたらほんまに(準優勝の)和牛が面白いってことになるな(笑)

銀シャリ鰻:やめてくださいよ、もう。

松本:ほんとに決勝は僅差やったよ、マジで僅差。スーパーマラドーナが最初だったでしょ。あれ、順番変わってたら結果変わってた可能性もあるからな。

スーパーマラドーナ武智:そうなんです、本番が終わってから松本さんが僕らにそう言ってくださって。それでもうめちゃくちゃ救われました。

引用元:『ワイドナショー』 2016年12月11日放送回

M-1審査について、東京の芸人に苦言

松本:今回、審査員が関西寄りやっていう声がね。僕、M-1の代表者でもなんでもないんですけど、オファーはしてるらしいんですよ、東京の芸人さんに。バランス考えて。でもなかなかみなさん受けてくれないんですよ。で、今回どーしても関西に偏った感じになってしまったんやけど。でもなんかその、東京のお笑いの人もM-1は見てて、テレビなりラジオなりで寸評を言うやん。それ言うんやったら審査員やってくれよとおれは思うんですよ。

引用元:『ワイドナショー』 2016年12月11日放送回

大御所になると

お笑い芸人が大御所になると、周囲が気を使って笑うようになってしまう、という話から。

松本:今で言うと、ケンコバあたりが一番楽しい。ひな壇出てても、いちばん楽しい。自由にやれるから。でもあいつがもっと偉なって来たときに「あれ?」ってなる。いや、自分はズレてないんやで。自分は絶対昔と変わらんぐらいのこと言うてんねんけども、周りが、それがオモロいかどうかを判断する前に「笑わなかんぞ!」ってなるのよ。でもちゃんと落ち着いて聞いたらホンマにオモロいこと言うてんねん。その前に、オモロいかどうかの判断よりも先に、みんなが気い使って笑うから、おかしなタイミングになるねん。

「あれ? なんやろ、ウケてんねんけど、おかしいな。こんな感じやないぞ」ってなるねん。

こういう時期は絶対やってくんねん、力のある芸人はね。おれもあるよ。でもしゃあないねん。力のある芸人はそれと闘っていくしかないから。
今田がなんかしゃべろうとしたら「おい!今田さんがしゃべるぞ!」っていう空気をつくんねん。「みんな、今田さんの邪魔すんなよ! はい、なんですか、今田さん」ってなってくる。これ、やめてくれ、って言うても無理やねん。

引用元:『放送室』

志村けん

『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』に志村けんがゲストで登場。

坂上:ダウンタウンさんは志村さんのことどう見てたんですか?

松本:『ドリフ大爆笑』っていったら家族全員で見て、こんなん言うたら怒られるかな、志村さんが出てないコントと志村さんが出てるコントは、正直気持ちが違うというか。志村さんがあんまり出てない回とかは、家族の茶の間のテンションがちょっと変わるっていう。そういうのはありましたよね。

引用元:『ダウンタウンなう』 2016年1月8日放送回

綾小路きみまろ

『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』で綾小路きみまろと初共演。

松本:これはなかなか不思議な、おんなじお笑いの世界にいて、住処が全然違うというか。

綾小路:あの、あなたたちは中央競馬ね、わたしは草競馬なんですよ(笑)

浜田:いやいやいや(笑)

綾小路:だから、そういう意味ではね、ぜひお会いしたかった芸人さんなんです。

松本:変な感じ。僕は、お笑いでありながら、お会いしたいけど、会いたくないっていう人が2人いて、そのうちのおひとりですね。

綾小路:会いたくない??

松本:なんか、相まみえるのかなっていうか。きみまろさんと志の輔さんは僕はちょっと別格で。お会いしたいけど、なんかお会いしたくないっていうか。

綾小路:わたしは逆にね、会いたい人でしたね。

坂上:ダウンタウンさん的には、きみまろさんのスタイルをどう思われてたんですか?

松本:なんかそういう、おばちゃん相手に笑わしてる人だろうと思ってたら、とんでもない話で、凄いレベルが実は高いじゃないですか。

浜田:幅があるからな。われわれは、おじいちゃんおばあちゃんはクスっともせえへんから。

松本:そうですね。われわれもそこに反発してましたからね。

引用元:『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』 2015年11月6日放送回

台本なしの瞬間芸

しっかりネタを作り込んでいく綾小路きみまろとは真逆のアプローチをする、ダウンタウンのトークやコントについて語る。

松本:うちは、良くも悪くも瞬間芸なんですよ。結局、前もって「こうしよう」ってやっても、そんなにうまくいかない。だから、なんとなく雰囲気だけぼんやり決めて、あとはもうその瞬間瞬間でやる芸なんで。だからきみまろさんとか落語家さんとかは、僕はなんか、尊敬するんですよ。まったく出来ないので。

浜田:そらでけへんと思う。

綾小路:漫才やコントは、台本で練習はされないんですか?

松本:スタジオのコントなんかは特に、衣装とメイクだけはやりますけど、配役だけそのままで、ほとんどなにも。

坂上:へえーっ。

松本:あの、照れるんです、同じことをもう一回やるのが。

綾小路:でも、ある程度、頭は決め事で行くわけでしょ? 途中から変わっていくわけですか?

松本:いや、ほぼないですね。

綾小路:えっ、出て行ってから決めるんですか?

浜田:適当に喋り出しますから、それに合わせるしかない。

坂上・綾小路:ええっ!?

松本:ほんっとにないの。

浜田:二十何年ガキの使いのフリートークやってるでしょ。あれなんかも、一切舞台出るまで顔合わさない。

松本:おれもあんまり考えないようにして。

浜田:「はいどうぞ」言われて出て行って、なにしゃべんのかなって、横で待ってるんです。

坂上:その時は浜田さんは受けになるんですか?

浜田:そうそうそう。

綾小路:はあー。(坂上に)信じられないでしょ。

坂上:全っ然考えられない。

綾小路:成り立つと思います?

坂上:さっぱりわかんないっすよ。

松本:スタジオにお客さん入ってて、舞台出てくるときに、何歩か歩いて真ん中来るあいだに考える。

綾小路:やっぱりね。天才だ。

引用元:『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』 2015年11月6日放送回

漫才をつくりたい

『ダウンタウンなう お悩みハシゴ酒』にて。松本がバナナマンのライヴを観に行った後、「そろそろおれもライヴをやろうかな」とTwitterでつぶやいたことについて。

松本:昔、漫才を1本作るのに、劇場があったから、否が応でも劇場に出て、アドリブをかましていってだんだんネタが拡がっていって、1本のネタになる。今、そういう場がないから、ほんとは漫才1本完成させたいんやけど、そのためには駄作をいっぱい見せないと、完成しないのね。それをどうしようかなあって。結構ね、1年ぐらい前から考えてるんですよ。だからもうタダの客でいいんで、なにも期待するなよ、出て行ってダラダラ喋るだけ、1年ぐらいやったら10本ぐらいすごいいいネタが出来てる可能性があるから。それを記録として残していったら面白いなと思うね。

『ダウンタウンなう お悩みハシゴ酒』 2015年8月28日放送回

誰やねん、こいつら

松本:「誰やねんこいつら」っていう顔で迎えられている時のあのゾクゾク感が大好きやったんですよ。だんだん変わってくるんですよ、客が。「なんやこいつら。まったく知らんけど、オモロいやんけ」って。だんだん客の表情、顔つきが変わってくる、あのゾクゾク感がもう大好きやったんですよ。

引用元:『プロフェッショナル仕事の流儀』 2010年10月16日放送回

ウケる漫才とは

松本:こないだCXかなんかで夜中に漫才やってて、ブラマヨの見たったけど、オモロいなあ。

高須:ブラマヨの漫才はオモロいで。

松本:オモロい。楽しんどるからな。おれね、最近ほんとそう思うんですよ。あのね、技術とかね、話術、才能ももちろんそうなんですけど、やっぱ本人らが楽しんでるかどうかっていうのが大きいな。

高須:あるある。

松本:「今の大してオモロいことじゃないんやけど、楽しんでやっとるから笑てまうわー」っていうことかな、あれ。そこにもちろん技術も加わって、面白い、レベルの高いこと言うてたらなお一層オモロいんやけど。結局なんぼオモロいこと言うててもなんかこう、ノッてやってないとアカンのかもしれんなあ。おれもあってんけどなあ、めちゃくちゃ漫才が楽しい時期がね。

高須:それはなんのネタやってる頃?

松本:クイズネタやってるとき。

高須:ああ。

松本:楽しいて楽しいてしょうがなかったもんね。もうそうなると、ウケへん気がせえへんから。

高須:どこ行っても絶対にウケるからな。

松本:絶体にウケんねん。もう客にも伝わってるから。少々、最初のほう重かっても気にもならん。絶対ウケるから。こっちももう自信が漲ってもうてるから。

引用元:『放送室』

おれとあいつの約束

――だれもやったことのないスタイルで、お笑いをいろんな形でやって来ましたけれども、映画っていうところまで来て、ある程度やりつくした感はちょっとあると思うんですけど――。

松本:ああ「ある意味」ね。うん。

――じゃあ次なにをする?ってなったときに、新しい形でお笑いをやるっていうのあるんですかね。

松本:これがねえ。これがねえ、長谷川君。あるんだよ、これが。

――えっ!?

松本:これが、あるんだよ(笑)なんか出てくるのよ。今はまだ考えてないけど、絶対出てくる。

――考えると出てくるんですか? 不意にフッと浮かぶんですか?

松本:今ちょっと、コルク付けてるぐらいの感じ。でももうコルクが動いてるのわかってんねん。出てくんねん。これは大丈夫。「なんかもうアイデア出ぇへんのちゃうかな」って焦ったりしたことは、1回もない。

――今までに?

松本:うん。あの、「今日はごめん、もうしんどいから無理」っていうのはあるけど、「ああもうおれコントとか企画とか出てけえへんのちゃうかな」って思ったことは1回もない。それは絶対大丈夫。

――それは、なんで出てくるんですかね。

松本:出てくんのよ。それは絶対に出てくるし、そこに対しての不安は、ないなあ。根拠もないねんけど、あれとあいつの約束、みたいな。どいつやねん、みたいな話やけど(笑)でもほんまこれは出てくるからしょうがないのよ。出てくんねん。

引用元:『NHKプレミアム10』 2007年7月13日放送回

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