39位 うるとらブギーズ
2009年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BsQ7p-KHnjd/
ツッコミの佐々木崇博とボケの八木崇のコンビ。『キングオブコント2018』では準決勝まで残りましたが、惜しくもファイナリストには選ばれませんでした。しかし彼らが『ネタパレ』で披露した「憑依」というコントは、切り口が面白い斬新なネタで、めちゃくちゃ面白かったです。
38位 アンガールズ
2000年結成 ワタナベエンターテインメント所属
https://www.instagram.com/p/Bhtswoyji-V/
田中は『にちようチャップリン』でネタ大会の審査員を務めていますが、たとえ若手でも本気でリスペクトしながらそのネタの面白さをわかりやすく解説する姿はまさに審査員の鏡です。大きな賞レースの、不満しか言わない審査員たちに見習ってほしいほどです。そんな若手に刺激されてか、アンガールズとしても新たなスタイルでネタを作り、若手に混じって披露するところはさすがです。尊敬に値します。昨年では「水族館」「アンガーマネージメント」が面白かった。
37位 ザブングル
1999年結成 ワタナベエンターテインメント所属
https://www.instagram.com/p/Brdu_BlF4xk/
近年では「運動神経悪い芸人」として「ガチ中のガチ」と呼ばれる松尾と、「道連れ芸」と自称する他の芸人に噛みつくスタイルで「魔王」と呼ばれる加藤という、それぞれがキャラの立った芸人として活躍を見せ、再ブレイクの様相を呈しています。昨年は久々にネタをテレビで見る機会が何度かありました。荒っぽいところもあるけれど、昔よりブッ飛んでいて感心しました。「上司と部下」「仕返し」「ツイッター投稿」が面白かったです。
36位 ラフレクラン
2012年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/Bq_RZjDA_FK/
ツッコミ担当の西村真二と、ボケ担当のきょんのコンビ。爽やか系と変人系という対照的な2人のキャラが良いうえに、意表を突いた展開をしていく新鮮なコントが面白いです。芸歴8年目ながら完成度が高い実力派コンビです。「好きな人」「告白」「思春期」「彼氏の家」が面白かった。
35位 やさしいズ
2011年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BtF5CgQHOli/
坊主頭のボケ担当・タイとツッコミ担当の佐伯元輝によるコンビ。『キングオブコント2018』にファイナリストとして出場するものの、トップバッターということもあり会場の空気とネタが合わなかったのか、最下位となってしまいました。逆に『にちようチャップリン』の「お笑い王決定戦2018」では見事、年間王者に輝き、雪辱を果たしました。独特のゆっくりとしたテンポの、味わい深いコントが面白く、きっと『キングオブコント』でも優勝を争う存在になるだろうと思います。「病院」「自殺」「リコーダー」「爆弾男」が面白い。
34位 うしろシティ
2009年結成 松竹芸能所属
https://www.instagram.com/p/BibhClFBVJI/
ボケの金子学と、ツッコミの阿諏訪泰義によるコンビ。情景がリアルに浮かび上がるほど高い演技力で、あたりまえの日常の風景がちょっとずつ崩れていく新感覚のコントが面白いです。昨年は特に「会議」が面白かった。
33位 濱田祐太郎
2013年より活動 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BiqtqRfAim2/
『R-1ぐらんぷり2018』で見事優勝を飾った漫談師。これまでタブーとされてきた障碍者イジりのネタを、明るく自虐的に語って笑いを取るという画期的なスタイルは、彼だからできた、お笑いの革命でした。これも平成生まれの芸人による、古い常識にとらわれない新しいお笑いだと思います。すべてのネタが新鮮であり、面白いです。
32位 学天即
2005年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ボケ担当のよじょうと、ツッコミ担当の奥田修二による漫才コンビ。ネタも面白いし、漫才の巧さはバツグンなのに、今ひとつメジャーになっていない不思議なコンビ。『THE MANZAI』の2011・2013・2014に決勝進出したものの、『M-1グランプリ』の決勝進出は一度も果たしていないからなのかもしれません。昨年では「小学生みたいな発言」「若々しく見せる習い事」など、めちゃくちゃ面白かったです。
31位 スーパーマラドーナ
2003年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BpRu1XZndiB/
M-1ラストイヤーだった2018年でしたが、惜しくも優勝は逃してしまいました。審査員にはあまりウケがよくなかったらしいゾンビネタでしたが、わたしは一皮むけたスーパーマラドーナという感じで、かなり好きでした。他にも、「エレベーター」「電話」「侍」なども面白かった。それにしても武智は、ノンスタ井上の事故といい、今回の久保田の暴言騒動といい、巻き込まれていつもチャンスを逃がすんですよねえ…。頑張ってほしいな。わたしはこれからもずっとスーマラを応援します。
30位 野生爆弾くっきー
1994年より活動 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BsW8SY6FA4j/
2018年のお笑い界で最大のニュースは野性爆弾くっきーの大ブレイクだったと思います。まさかこんな時代が来るなんて思いませんでした。良い時代になったもんだなあ。グロとポップを両立させ、下品をアートに変える、才能の塊でもある、お笑い界最大の怪物です。ピンネタではやはり「絵描き歌大好き邦彦おじさん」が面白かったです。
29位 四千頭身
2015年結成 ワタナベエンターテインメント所属
https://www.instagram.com/p/BgqdWbwjRDh/
後藤拓実、都築拓紀、石橋遼大による漫才トリオ。全員21歳と若くしてすでに仕上がり、2018年ブレイク。平成生まれの新世代らしい、新感覚の脱力系漫才が面白いです。史上最年少での『オルナイトニッポン』レギュラーパーソナリティーにも選ばれました。面白かったネタは「たたみかけない漫才」「やりたいこと」「大陸」「替え歌」「楽しいこと」「目に見えるものだけでしりとり」「晩ご飯」などなど。
28位 永野
1995年より活動 グレープカンパニー所属
https://www.instagram.com/p/Bf2hqgiBP3u/
発想も芸風も唯一無比、まったくついていけない人と大好きな人に分かれると思いますが、わたしはもちろん、大好きです。最近のネタでは「関係者席にクワバタオハラを見つけた歌手」が抜群に面白かったです。他に「のどに餅を詰まらせた森進一」なども。
27位 かが屋
2015年結成 マセキ芸能社所属
https://www.instagram.com/p/BpMS7ZVnB4S/
共に26歳の賀屋壮也(かやそうや)と加賀翔(かがしょう)のコンビ。芸歴が浅いのに、演技力の高さや、ネタのオリジナリティに感心させられます。よくある光景の設定から、意表を突く展開や、予期しない笑いのポイントが現れるのが面白いです。「年金払ってない女」「なぞなぞ」「母親へのサプライズ」は傑作。他にも、「カメラマン」「通話中」「顔が見たい」も面白かった。
26位 千原兄弟
1989年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BmPgWTsDnOZ/
2018年は12年ぶりに単独ライブを開催し、さらには『ENGEIグランドスラムLIVE』という生放送のネタ番組で「四十九日」というネタを披露するなど、ようやくネタに回帰したらしい千原兄弟。昔からDVDなどで見て、彼らのコントのファンだったので、嬉しかったですね。相変らず独特の展開を見せるコントで、衰えを見せない斬新な発想はさすがというほかありません。
25位 チョコレートプラネット
2006年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BpZZiiiH-os/
チョコプラも2018年にブレイクした芸人。IKKOと和泉元彌のモノマネでバラエティ番組に引っ張りだこでしたが、ネタ番組にも多く出演し、わたしが見たものだけでも18本のネタを見ることが出来ました。彼らの本領はやはりコントです。『キングオブコント2018』では、「シチュエーションスリラー」のネタがウケまくって最高点を叩き出し、もう優勝間違いないと思いましたが、まさか2本目で失速するとは…。でもまだまだチョコプラには珠玉のコントネタがたくさんあるので、2019年こそは王者になってくれるでしょう。面白かったネタは「エンターテインメントショー」「カラオケ」「カレー屋さん」「友人の訪問」「テニス教室」「クイズショー」「ゾウリムシすくい」「病院のキャッチ」「好き嫌い」などなど。
24位 NON STYLE
2000年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/Bn2gcNtBn-7/
あの事件のことなどもうなにもなかったように以前のナルシストキャラが完全復活している井上の立ち直りがすごいですが、それにも増して、新しい発想・システムの漫才に挑戦してさらなる進化を遂げているNON STYLEに驚かされます。「もうええわメドレー」「井上家に招待」「婚活パーティー」「イクメン」「消防士になりたい」「お寿司屋さん」「船長大変です」「学校の先生」など、2018年も秀逸なネタ多数でした。
23位 ロングコートダディ
2009年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/Bs6_BxfHHXN/
メガネを掛けている堂前透と兎のコンビで、ボケとツッコミはネタによって替わります。日常的な設定での新鮮な視点のコントが面白く、発想がいかにもお笑い新世代で、これまでなかった切り口で笑わせてくれます。「黒魔術」「宿題」が面白かった。
22位 しゃもじ
2003年結成 マセキ芸能社所属
https://www.instagram.com/p/Bn5gG24g6eh/
たーにーとしゅうごパークによる沖縄出身のコンビ。ものすごく面白いし、ネタの完成度も高く、独特の切り口でコント師としての実力が仕上がりを見せているにも関わらず、なぜキングオブコントの決勝に進めないのか、謎すぎます。傑作ネタ「英語の授業」と「良薬は口に苦し」を披露すれば、優勝できるはずです。他に「冗談」も面白かったなあ。
21位 バイきんぐ
1996年結成 SMA NEET Project所属
https://www.instagram.com/p/BnVGTVpndDo/
『キングオブコント2012』王者。2018年も、ネタ番組にバラエティ、ドッキリ、CMと、テレビで彼らを見ない日はないほどの売れっ子です。あの衝撃の神ネタ「なんて日だ!」をはじめ、ネタも独特の切り口で、完成度の高い傑作ネタを数多く作っています。最近見たものでは「閉店」「寿司を握れ!」「ゴトウカネオ」「クビになった会社員」「晩ご飯」が特に面白かったです。
20位 プラス・マイナス
2003年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
https://www.instagram.com/p/BsmiP2xhIeV/
ボケの兼光タカシとツッコミの岩橋良昌の漫才コンビ。その漫才の実力はM-1優勝候補と言われるほどでしたが、2018年、彼らにとってのラストイヤーは敗者復活2位というなとんも惜しい結果に。昨年のM-1でわたしがいちばん泣けた瞬間でした。彼らが結局一度もM-1の決勝ステージに立つことがなかったのは、不運としか言いようがありませんが、今後はネタ番組などで彼らの漫才の上手さ、面白さがもっともっと世間に知られてほしいと思います。「トリの話」「転校生」「引越し」、Wボケでどつき合う「どつき漫才」が最高。