レジェンド芸人たちが語る松本人志【内村・紳助・さんま・志村けん・とんねるず】

万能芸人!麒麟川島の面白いボケ・ツッコミ・トークまとめ32選!

1999年、NSCの同期生だった川島と田村で結成した麒麟は、わずか2年でまったく無名のまま『M-1グランプリ2001』の決勝に進出。優勝は逃したものの松本人志に「麒麟が一番面白かった」と絶賛され、一気にブレイクしました。

2007年に田村は少年時代の貧乏話を書いた自伝『ホームレス中学生』を出版し、225万部の大ベストセラーに。一方の川島はその翌年『アメトーーク』の「中学の時イケてないグループに属してた芸人」に出演してそのトークの面白さが注目を集め、「人見知り芸人」「運動神経悪い芸人」など『アメトーーク』の常連となり、活躍の幅を一気に拡げました。

麒麟です 川島の面白いボケ・ツッコミ・トーク集

人見知り芸人

2010年春の『アメトーーク ゴルーデン3時間SP人見知り芸人』に川島が出演。打ち上げや飲み会の席が苦手な人見知り芸人たちの、その場の対処法を話す。

川島:打ち上げでその場にいるのがホントに僕、苦手なんですよ。お酒飲んでもべつにテンション上がったりしないから、その場からちょっと離れようっていうことで、先輩がいるときは、先輩のタバコがもうあと5本ぐらいになったなと思ったら「買いに行ってきますよ」って、その場を離れることを優先するんです。何回も何回も行くんですよ。

宮迫:あっ。ホンマや。やってたな、おまえ。コバのタバコがないとか言うて、外に出ようと必死にしてたな。

川島:すごい、逃げたかったんです。すいません(笑)

宮迫:おまえもう、二度と誘わへんからな(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP 人見知り芸人2』2010年4月1日放送回

素振り

蛍原:テレビ局での人見知りあるあるとかは?

川島:前室とかで初対面の人がいると、やったこともないゴルフの素振りをよくするんですよ(笑)だいたいこういうときってちょっと話しかけづらいやろなって思って。ゴルフの素振りやってれば、だいたい話しかけられないんですけど、やってる人からしたら「おっ、ゴルフやってんの!」って言われたときが、いちばん地獄なんですよ。

全員:(笑)

川島:やってもないのに素振りしてるから、「どれぐらいで回んの?」って言われて、わからへんから、「だいたい明るいうちに回ります」とか(笑)

蛍原:「どういうボケやねん」て言われるで(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP 人見知り芸人2』2010年4月1日放送回

人見知り同士

川島:楽屋でもその、自分らの楽屋やったらいいんですけど、僕こないだスチャダラパーさんていう、立派なアーティストのライブ観に行って、楽屋あいさつ行かしていただいたんですよ。そしたらたまたま、バカリズムさんがいたんです。バカリズムさんも、すごい好きで観に行ってたんです。僕それ知らなくて、そんなにしゃべったことない状況で、スチャダラパーさん、バカリズムさん、僕っていう状況で、スチャダラパーさんが仲持ってやってくれたんですけど、リハやからもう行かなあかんてなったんですよ。ほな他人の楽屋でこの2人きりっていう状況で。

宮迫:うわあ。

川島:もうしゃべったこともないですから。お互い人見知りっていうのも空気でわかるし、僕一応差し入れでプリンを持って来てたんで、「よかったら、バカリズムさん、プリンどうですか?」って言ったら、たぶんそんな好きじゃないけど、「あっ、おれ大好物なんだよねぇ」って(笑)

バカリズム:(笑)

川島:気い使ってるなっていうのがすごいわかって(笑)その後30分ぐらい2人で、無いプリンをシャコシャコして(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP 人見知り芸人2』2010年4月1日放送回

目を合わせられない

宮迫:相手の目を見られへんのよね、やっぱり。

川島:でも先輩に教えてもらったんは、「目を合わせなくてもいい。相手のここを見ろ」と。

宮迫:眉間?

川島:相手の眉間を見てたら、向こうは目を合わしてるという気持ちになると。1回打ち上げで、初対面のすごいビッグな先輩が、熱い話をしてくれたんです。「お笑いっていうのはこういうもんや。こうやっておまえらもがんばれ」ってすごい熱い話されてたから僕も集中して。目を合わす勇気はないから相手の眉間ばっかり見てたら、30分ぐらいして、「おい、なにしてんねん、川島。帰れ!!」ってむっちゃ怒られたんですよ。

蛍原:えっ?

川島:僕なんにもしてないし、ちゃんと真剣に聞いてたのに。でもよう考えたら相手の眉間見て集中するときって、だいぶん目がこんな感じ(寄り目)になるんですよ(笑)

宮迫:めっちゃバカにしてる感じや(笑)

川島:あんまり集中しすぎちゃダメっていう(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP 人見知り芸人2』2010年4月1日放送回

オシャレの意味がわからない

『アメトーーク オシャレって何なの芸人』に川島が出演。他の出演者には有吉弘行、博多大吉、オードリー若林など。「オシャレの意味がわからない」という芸人たちが、ゲスト席のオリラジ藤森、益若つばさに基本的なことから質問する。

大吉:「着られちゃダメだ」って言うじゃないですか。

川島:「着られてる」って言いますね。絶対、着てますもんね。

大吉:僕が働いたお金で購入したモノに、着られるわけがないと(笑)

川島:向こうからTシャツ来ることないですもんね(笑)

引用元:『アメトーーク オシャレって何なの芸人』2013年6月13日放送回

「面白い」?

川島:服屋さんとか勇気出して買いに行って、上ジャケットで、「下なに合わしたらいいですか?」って訊いたら、「下はあえてダボッとしたやつが面白いです」って言われたんです。

宮迫:あ~。

川島:ひとつも面白くないんですよ、そんなもん。

全員:(笑)

川島:笑ったことないです、そういう人のファッション見て。上キュッとして下ダボッとした姿が面白いんならラ・フランスで大爆笑してください、と(笑)

引用元:『アメトーーク オシャレって何なの芸人』2013年6月13日放送回

止め方がわからない

オシャレのしかたがわからないからこそのエピソードを川島が話す。

川島:昔、すごい和柄が好きやったんですよ。胸にワンポイントのかわいい鶴の刺繍が入ってるシャツを買ったんですね。それを買ったらすごい先輩とかに褒められて、「おまえ、それどこで買ったん?」て初めて言われたんですよ。これオシャレなんだ、と思って。自分には和柄が合うんだと思って、和柄のシャツに和柄のジャケット、和柄のズボンに和柄の靴に、和柄のキャップ被ったら、笑い飯西田さんに「おまえもう、着物着たらええやん」って言われました(笑)

益若:確かに(笑)

川島:止め方がわからないんですよね。どこで止めたらいいのか。

宮迫:そこやねん。おれのドクロもそや。1回ドクロ褒められたら…

川島:ドクロがオシャレってなってしまいますもんね。

宮迫:全身ドクロでおったら、「死神か」って言われました(笑)

引用元:『アメトーーク オシャレって何なの芸人』2013年6月13日放送回

再利用

勇気を出してオシャレなものを買ってみても結局は着れずじまいになる、という話の流れから。

川島:無理したらアカンのかな、とは思うんですよ。ジャケットとかいつもは黒ですけど、店員さんが春やからこんなんどうですかって、ちょっとピンクがかったかわいらしいジャケットをめっちゃ勧めてきて。買ったんですけどやっぱり着る機会がないんで、後輩にあげるっていっても誰にあげていいかわからないんで、そういった服を全部、若手の劇場に送ったんですよ。服に困ってる子がおって、似合う子がおったらええなと思って。ちょっとその劇場行ってビックリしたんですけど、そのジャケット、金融屋のコントに使ってたんですよね。

全員:(笑)

川島:そういう再利用は勘弁してくれ、という(笑)

引用元:『アメトーーク オシャレって何なの芸人』2013年6月13日放送回

中学の時イケてないグループに属していた芸人

『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属していた芸人』に川島が出演。出演者は他にサバンナ高橋、笑い飯西田、博多大吉、ロバート秋山、馬場、山本など。各々の当時のイケてないあだ名とその由来について語る。

蛍原:この頃に付いたあだ名はある?

川島:「マスカット」っていうあだ名がついたことがあったんですけど。

宮迫:ほう。

川島:中1の最初の遠足のときに、バスで隣に座ってた女の子が、車に酔って気分が悪くなってるなと思ったんで、「窓際替わったるわ」って言って、窓際に替わってあげたんですよ。「アカン、アカン」ってなったときに、窓を開けたろうと思ったら、その子が吐いてしまったんですけど、マスカットを「プルルルルルルル」って出してしまったんですよ。

全員:(笑)

川島:「オエーッ」とかじゃないんですよ。一口も噛んでへんやろ、みたいな丸のままのやつが「プルルルルルル」って出て、ポンポンポンポン窓に跳ね返って(笑)

全員:(爆笑)

川島:可哀相やと思って、手で拾ってあげたんを、その女の子が「なんで拾うん!?」てブワー泣いてもうたんです。ほんで「うわ、あいつなにしてんねん」みたいなんで、躊躇なく拾ったことから僕が「マスカット」っていうあだ名になって(笑)

宮迫:優しさが仇になったんや(笑)

引用元:『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属していた芸人』2008年9月4日放送回

マスターカットソー

「中学の時イケてないグループに属していた芸人」たちが、各々の学校内のささやかな楽しみを語る。

川島:僕ももうクラスではたぶん輪に入れないと思ったんで、フィールドをどっか違う場所に移そうということで、ファミコン通信ていう雑誌があるんですよ。

蛍原:ああ、ファミ通ね。

川島:そのファミ通に、全国から面白いネタが送られてきて、大喜利みたいなんがあって、面白い方は載るよというコーナーがあったんです。僕それ読んでてめっちゃ面白いなと思ったんで、自分も頑張ったら載るかもしれんと思って。そしたら載ったんですよ。

蛍原:おおー。

川島:1年ぐらいかけてずっと送り続けてたら、載って。でも、そんなことはみんな知らないわけじゃないですか。だから、みんながクラスでワーワーやってるそんな後ろで、「僕は全国誌の雑誌に載ったんだよ」っていうのを、誰にも言わんと噛みしめてたんです。

宮迫:ええっ!? 言うたらええやんか。

川島:言わないです。さりげなくちょっとファミ通置いたりとか(笑)よう言わんのですよ。

全員:(笑)

川島:ラジオとかにも投稿してまして。B.B.クイーンズのヴォーカルの方がやってるラジオがあって、そこではめちゃくちゃ読まれてたんです。で、あまりにも読まれるから、「この人と電話をつないでみましょう」っていうことになって。

蛍原:おおっ。

川島:一応友達に「今からB.B.クイーンズとしゃべることになったからちょっとラジオ聞いといてくれ」って言って。で、かかってきたんですけど、もうホントに緊張しすぎて。クラスメイトとも喋れへんのにB.B.クイーンズと喋れるか! ってなって(笑)

蛍原:せやわなあ(笑)

川島:ホントに何も喋れなかったんですよ。「いつもハガキありがとうね」って言うんですけど、「あ…、あ、…はい。……」とかなって(笑)

宮迫:そのときのラジオネームは?

川島:「マスターカットソー」っていう…

高橋:…マスカット?

川島:そうなんです! 読まれたときに、誰も気づいてくれへんていうのが寂しいから、誰か気づいてくれとヒントを入れて、マスターカットソー。略したらマスカットになるんです。

宮迫:ああっ! すげえ(笑)

引用元:『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属していた芸人』2008年9月4日放送回

女子と会話を交わした貴重な思い出

川島:テクニックというものがあるんですよ、一応。これでも3~4回は(会話を)交わしたことあるんです。僕ももちろん、自分から喋る勇気はないですけど、相手に喋らすチャンスを作るというテクニックがあって。

宮迫:ほう。

川島:簡単なんですけども、女子とこう並んで普通に授業受けてるときに、「うわっ」とか言うんですよ。ほんならたいがいの人が「なんや、どうしたん?」とかなるじゃないですか。で、「正岡子規の顔オモロいな」「ああ」みたいな会話が出来るじゃないですか。

宮迫:まあまあ、な(笑)

川島:結構可愛い女子が僕の横に座ったときにも、「どうしたん?」ていうのを言うて欲しいからずっと、「あれ?」「ん?」「うわっ」っていうのをずっと20分ぐらいやってて。大人しい、可愛い女子やったんですけど、急に「独り言エゲつないな!!」って、めっちゃキレられて。

全員:(笑)

川島:それ以来、その手使えなくなったんですよ(笑)

引用元:『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属していた芸人』2008年9月4日放送回

入学式で早退

川島:僕は親に、「中学に入ったらお父さんの仕事を手伝ってくれ」って言われてたんで、入学式をちょっと早退してそっちのほうに行ってたんですよ。

蛍原:入学式を早退して?(笑)

宮迫:あんまり見ない光景やね。

川島:うちの親父があの、車の塗装業をやってまして。塗装業のイロハをちょっと教えていただいてまして。夏休みぐらいになったらみんなが、プールとか都会に遊びに行くとか言うてるときに、僕はベンツ1台塗り上げましたからね(笑)

スザンヌ:すごーい(笑)

川島:はい。真っ赤に塗り上げました(笑)

引用元:『アメトーーク年末ゴールデンSP』2008年12月30日放送回

運動会の思い出

川島:リレーのアンカーを決めるときに、誰も手を挙げないわけですよ。でも誰かがやらなあかんてことで、くじ引きで決めることになったんです。村上君ていうそのリーダーが、クラスの男子20人でくじを引いて、「当たり」って書いてるやつがアンカーや、みたいな感じで。僕、1番前の席やったんで「まず、川島から」っていうことで、まあ20分の1やから大丈夫と思ってパカッて開けたら、「当たり」って書いてたんですよ。

全員:(笑)

川島:ええっ!? と思って。信じられないんですよ。20分の1を引く確率なんて僕、今までなかったし。これ、もしかしたら村上が、全部のくじに「当たり」って書いてるんじゃないかと思って。「ちょっと村上君、もう1回くじ見せてくれる?」「いや、もう終わったしええやん、捨てるわ」って言われて。「その態度怪しない!? もう1回くじ見せてくれへん!?」ってめっちゃ、生涯出したことのないような声出して。「もう終わったし、ええやん」「いや、もう1回だけくじ見せてっ!!」って。

全員:(笑)

川島:「ほな、見たらええやん」て、見たら全部白紙やったんですね(笑)「ええ!?」ってなって。「すいませんでした!」って。

全員:(笑)

引用元:『アメトーーク年末ゴールデンSP』2008年12月30日放送回

ソープ山田

川島:僕、唯一の友達で山田君てのがおったんですけど、身体測定って下着一丁になったりするじゃないですか。そのときに、山田君がどうやら、まあ中学生ですからね、「あいつ、生えてるで」ってなったんですよ。まあ、下のほうのね。僕は仲良いんですけど、そんなこと訊けへんし。僕のほうに「山田って生えてんの?」とかそういう問い合わせが来るんですけど。

宮迫:問い合わせ?(笑)

川島:はい。僕、そういうのはわからんわ、みたいな話をしてたんです。ほんで、その年の修学旅行で、お風呂に入りますよね。バスタオルを巻いて浴場に入ってきたんですよ。みんなタオルとか隠さずに入ってくるのに、山田君だけタオル巻いて入ってきたから、山田君に「なんか生えてる生えてないとか言ってるけど、もし生えてるんやったら堂々と入ってきた方がええで」って言って。「僕、そんなん恥ずかしいし、絶対嫌や」って答えた時点で「おまえ、絶対生えてるやんけ」って思ったんですけど。

全員:(笑)

川島:なかなか入って来―へん、でも入らんと先生に怒られる、ってことでなんとかバスタオル以外のもので隠そうと思ったその解決策が、石鹸をめちゃくちゃ泡立てて、股間に泡をこんもり盛って入ってきたんですよ。

全員:(笑)

川島:案の定すぐ、イケてるメンバーに洗面器でバシャッかけられて(笑)次の日から僕の親友が「ソープ山田」って言われたんです(笑)

引用元:『アメトーーク年末ゴールデンSP』2008年12月30日放送回

あの頃の自分へのメッセージ

中学イケてなかった芸人たちが、「あの頃の自分へのメッセージ」を贈る。

川島:マスカット。辛いこといっぱいあります。高校に上がっても、修学旅行のバスが、おまえが乗ってないのに動き出すことがあります。

全員:(笑)

川島:それでも頑張って、夢であるお笑い芸人になってください。そしたら『アメトーーク』で、「中学イケてない芸人」なんて言われますけども、一方でなんと「ハンサム芸人」にも出られます! 頑張ってください!

蛍原:ホンマやな(拍手)

全員:(拍手)

引用元:『アメトーーク年末ゴールデンSP』2008年12月30日放送回

なかったことに

『アメトーーク 中学イケてない芸人』の第3弾に川島が出演。授業やテストでのイケてない思い出を語る。

川島:あの、普通に真面目に授業を受けてたんですけど。その先生が結構熱血漢の男の先生で、後ろの席のほうでヤンキーの生徒がワイワイやってたらものすごく怒る人なんです。ほんでドラマみたいに、喋ってるやつに向かって思いっきりチョークを放るんですけど、それが名物みたいな先生で。僕、一番前の席で、普通にちゃんと授業受けてたら、ものすごい後ろがうるさくなったんですよ。先生がチョーク持ち出して、「うわ、やるわやるわ」と思いながら見てみぬふりしてたら、思いっきり投げたやつが一番前の僕にパーンッ当たったんですよ。

全員:(笑)

川島:後ろ狙ってたから相当速いスピードですよ。すごくびっくりして(笑)

宮迫:先生、なんて言ったの(笑)

川島:先生もなにも言わないんですよ。当たった僕の顔をじっと見て、「ごめん」もなく、2投目をヤンキーに投げて、そのチョークはヤンキーに当たったんですけど、「この野郎、うるさいぞ!」ってなって。僕の無かったことになってるんですよ(笑)

宮迫:ひどいよね(笑)

蛍原:それは自分からも言わず?

川島:よう言えなかったんですよ。これは、夢かな? と(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP』2009年10月8日放送回

夏休みの思い出

川島:うちはどこにも出かけない家族やったんですよ。なんか親父が結構真面目な人で。家で宿題やっとけ、みたいなちょっと厳しい親父やったんですけど。あまりにもせがんだもんで、中2のときに、親父の会社の慰安旅行がありまして。それやったらおまえも来てええよってなって。

蛍原:あ、ええやん。

川島:それだけでもね、海行けるってなったんでちょっとテンションが上がって、参加さしてもらったんですよ。それなりに楽しかったんです。ほんで夜になって、親父が唯一の趣味である麻雀をやることになったんです。僕もテンションが上がってるから、今まで趣味もない、遊びも知らない親父がすごく楽しそうにやってるから、横に座ってずーっと見てたんです。そしたら同僚の1人の人が「川島さん、今日下ネタ言わないね」って言うんですよ。

全員:(笑)

川島:もうひとりのやつが「そうだ、なんか物足りないと思ったら川島さんのエロネタがないよな」って。おれの中のすべてが崩れ落ちてしまって。

全員:(笑)

川島:「こいつ、会社では下ネタのキャラやったんや」と思って(笑)

宮迫:うわー、それ知りたないなあ(笑)

川島:言われた瞬間、耳真っ赤っかになってましたけどね(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP』2009年10月8日放送回

修学旅行の思い出

川島:中3の修学旅行なんですけども、7時半に学校の下のでっかい公園に集合だったんですけど、僕ちょっと遅刻しまして、7時35分に行ってしまったんですよ。そしたらバスもないし、もう生徒も誰もいなかったんですよ。

高橋:ええっ!?

川島:完全に僕、忘れられてるわ、思って。道路のほうに出たら、それらしきバスが4台ぐらい連なってあるんですよ。自分のクラスのバスに向かってこうアピールしたんですよ、「おれおれ、おれ乗ってませんよ!」って、そしたら先生がちょっと「あっ!」っていう顔をして、車に乗せられて。どういう言い訳かわかんないですけど、「あ、川島も旅行とか興味あんねんな」って(笑)

宮迫:すげえな(笑)

川島:そういう問題ちゃうやろって、心の中にはあったんですけど(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP』2009年10月8日放送回

川牛

中学の時に「自分の1番イケてた瞬間」をそれぞれが披露することに。

川島:お母さんが、弁当作んの結構手ぇ抜く人で。四角い弁当箱にご飯ひいて上に牛肉をブワーッ乗せて牛丼、てそれだけやったんですよ。僕はそれが恥ずかしかったんで、隠して食うてたら、クラスでちょっと人気のある方が「おいっ、おまえ牛丼やんけ!」って。「牛丼なんかおれ食うたことないわ。ちょっと食わしてくれよ」って言って、ひと口食うたやつが「うまーっ!」言うて。「川島の牛丼めっちゃ美味いで」言うて、6人並びましたね(笑)

高橋:行列が出来る牛丼屋や(笑)

川島:そうですね、「川牛」です(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP』2009年10月8日放送回

あの頃の自分へのメッセージ2

番組の最後に、あの頃の自分に向けて、メッセージを送る。

川島:マスカット。中学校のときのおまえは、声が女の子みたいだって、それがコンプレックスだよな。心配するな。高校に入ったらとんでもない声になるよ。

全員:(笑)

川島:その声は、武器になります。いろんな仕事が増えてきます。芸の道はもちろん、よくわからない『日本の瓦屋根の歴史』というナレーションを任されることにもなります(笑)

蛍原:すごいな(笑)

引用元:『アメトーーク ゴールデン3時間SP』2009年10月8日放送回

靴破れてる!

『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属してた芸人』の第4弾に川島が出演。部活でのせつない思い出を語る。

川島:僕は一応サッカー部で。部員が13人しかいないのに、ずっと補欠だったんですよ。11人出てんのに、仲の良い友達と2人でずっとベンチ温めてるという状況だったんですけど。でも一応、お母さんにスパイク買って貰ったり、良いとこ見せたいから3年間ずっと一生懸命練習ばっかりしてて、3年の最後の試合で、もうこの予選負けたら終わりっていう試合で、残り10分で4対1で負けてたんです。「もう最後の試合だから、おまえちょっと行ってこい」って監督に言われて、「わかりました」って、ホンマに3年間ずっと練習してたんで、「やっと出れるんだ…」って。でも、サッカーやってた人ってようあるんですけど、スパイクの親指のところが穴空いて、親指がちょっと出てしまうんですよ。

宮迫:はいはい。あります。

川島:ホンマにそれぐらい練習してたから。僕、12番やったんですけど、「12番、行ってこい」って言われて、行こうと思ったら、ラインズマンが旗で僕のスパイクを指して、「靴破れてる!」って言ったんですよ。

全員:(笑)

川島:そんなん言われても最後やから、ピッチに入ろうと思っても旗で止められて「靴破れてる! 靴破れてる!」って(笑)

蛍原:止められるわけや(笑)

川島:そう言われても試合は動いてしまってるから、こんなことしてるあいだに試合の時間が過ぎてしまうし、みんなも10人しかいないから「川島、早よ来いよ!」って言ってるのに審判がずっと「靴破れてる! 靴破れてる!」って。

全員:(笑)

川島:一生懸命もう無理やり入ったら、主審がバーッと来て、イエローカード出されたんですよ。

蛍原:えっ、ウソ!?(笑)

川島:サッカーで、靴破れてイエローカードって初めて見たんですよ(笑)

高橋:世界でも異例の話やな(笑)

川島:なんにもラフプレーしてないですよ(笑)で、結局テーピングとかやってるあいだに結局残り1分ぐらいしか出れず、ボールにも触れないまま終わってしまったんです。

引用元:『アメトーーク 秋のゴールデン3時間SP』2010年10月7日放送回

イケてない先生

川島:女性の美術の先生だったんですけど、夏場にタンクトップみたいな恰好で授業してたんですけど、クラスメイトがざわざわ笑い出したんですよ。なにかな? と思ってフッと見たら、腋毛が生えてたんです。女性の先生なのにお手入れしてないままタンクトップの服着てて。

宮迫:気にしてない人もいるからね。

川島:それをクスクスみんなが笑ってたから、「ちょっと、なにが面白いの?」って先生が言うたら、一番のお調子もんが「先生、腋毛生えてんで!」って言うたんですよ。ほな先生、顔真っ赤になってガラガラッて、教室を出て行ってしまったんですよ。で、さすがにちょっとみんなザワついて、「これ笑ったらアカンかったんちゃうか」と。「みんなで謝りに行かなあかんで」「もう帰って来ぇへんのちゃうか」言うてたら、10分ぐらいして帰ってきたんすよ。

蛍原:ほう。

川島:服何も変わってない状態で、肩ベルト太めのリュック背負ってきたんですよ(笑)

蛍原:マジで1?(笑)

川島:斬新! と思って、解決法が(笑)

引用元:『アメトーーク 秋のゴールデン3時間SP』2010年10月7日放送回

どれかわかんない感情

中学時代に川島が唯一仲良くなり、好きになった女子生徒を番組が探し出し、インタビューするが、女性は川島のことをまったく覚えていないと話す。

宮迫:こういうパターンのインタビューで、こんな中身無いのある? エピソード、ゼロ(笑)

川島:今ちょっと、喜怒哀楽のどれかわかんない感情ですね。

全員:(笑)

宮迫:仕方がないけど…

川島:ちょっと申し訳ない、今日は早退という形をとらしていただいて…

蛍原:いやいや、もうちょっと居て。もうちょっとで終わるから座っといて(笑)

引用元:『アメトーーク 秋のゴールデン3時間SP』2010年10月7日放送回

あの頃の自分へのメッセージ3

川島:マスカット。今のうちにファッションセンスを磨いて頂きたい。おまえは「軍服がカッコいい」と言って、18才までおまえのブームになる。大阪でNSCに通うときも毎日軍服だから、夕方4時半になると京阪電車に軍人が出るという都市伝説がありました。

全員:(笑)

川島:今のうちにファッションセンスだけでもなんとかしてくれ。がんばれよ。

引用元:『アメトーーク 秋のゴールデン3時間SP』2010年10月7日放送回

イケてない高校時代

『アメトーーク 中学の時イケてないグループに属してた芸人~高校編~』に川島が出演。高校を入学を機にイケてない自分から脱出しようとするが…。

川島:服を自分で買いに行っても、試着する勇気がないからめちゃくちゃでかいトレーナーとか、ダボダボのやつを着て。でもせっかくお金出して買ったから、それをなんとか着ようと、後ろを輪ゴムで結んでましたもん。

全員:(笑)

川島:トレーナーのポニーテールっていう前代未聞の(笑)

引用元:『アメトーーク 秋の3時間SP』2015年10月2日放送回

おまえらが来い!

高校1年のときに山で1泊研修があり、オリエンテーションの際に川島のグループだけ山道で迷い、集合場所に遅れてしまったと話す。

川島:2時間後に僕らが着いたら、「おまえら、なにしてんねん!」ってめちゃくちゃ体育の先生に怒られて。

宮迫:ほう。

川島:1年みんなの前で5人立たされて怒られて。先生がキレすぎて、「今から、おまえらを殴る!」って。

蛍原:えっ。 

川島:「でも、おれが殴ったら体罰になるから、おれがこうしてる」って拳を突き出して、「おまえらが来い!」って言ったんですよ。

全員:(笑)

川島:ウソだろ!? と思って。学年みんなが見てる前で先生の拳に向かって走って、「ワーッ!」ゴンッ、て(笑)

宮迫:なんなん、その先生(笑)

引用元:『アメトーーク 秋の3時間SP』2015年10月2日放送回

アルバイトのせつない思い出

川島:高2のときにスーパーでアルバイトしてて。日用雑貨品を品出しするってことをやってたら、あるときから同じぐらいの年代のちょっと茶髪の女の人が、僕が働いてるところを見てるんですよ。

宮迫:おー、来たぞ。

川島:普通に作業してて、視線感じるなって思ったら、そのちょっと可愛らしい女の子が見てて、パッと隠れるんですよ。ずっとそれが1週間続いて、自分もどうアプローチしていいかわからないけど、でも可愛いから、ニコッと微笑むだけでもしてみようと。で、作業しててまた目が合うた瞬間、ニコッとしてみたんですよ。ほんなら向こうは「ええっ!?」みたいな感じでまた隠れたんですよ。これは脈あるなと。明日居たら、ついに声をかけようと。「いつも来てますね」ぐらいの声をかけようと思って、次の日出勤してタイムカードを押しに行ったら、その子がいるんですよ。

宮迫:おおっ。

川島:事務所にその子がいて、号泣して店長に土下座してるんですよ。

蛍原:え?

宮迫:どういうこと?

川島:「店長、どういうことですか?」って訊いたら、「万引きだよ、万引きしてんだよ、ずっとこいつ」って。その女の子、万引き犯で、僕の目を盗みながら隠れてこう、盗ってたんですよ。

全員:ええーっ(笑)

川島:僕の隙を見るためにやってたんですよ。そうとも知らんとおれ万引き犯にニコッと笑って。「盗ってください」みたいな(笑)それで向こうも「ええっ、いいの!?」みたいな顔になってたっていう。

引用元:『アメトーーク 秋の3時間SP』2015年10月2日放送回

牛革の風鈴

「女子との触れ合いの思い出」のトークテーマのはずだったが…。

川島:僕、好きな子がいて、クラス1のマドンナだったんです。やはり性欲が強いのでそういう夢を見るんですね。体育館でその子と2人きりになって、ちょっとまあ抱き合って、脱がして。夢の中ですよ。パンツをこう脱がすんですけど、本物を見たことがないので、どうなってるかわかんないんですよね。だけど脱がすんですよ。で、バッて脱がしたら、牛革で出来た風鈴が付いてましたね(笑)

蛍原:「牛革の風鈴」??(笑)

川島:股の間から(笑)

宮迫:絶対鳴らへんやん。バタバタバタっていうぐらいや(笑)

水原希子:どういうことですか??

川島:だから、股の間にはなにもないんですよ。毛も生えてなかったんですよ。リカちゃん人形の股みたいな。糸が1本あって、牛革の風鈴がぶら下がってて。「これに男はどうやって立ち向かったらいいの??」って思いましたね(笑)

引用元:『アメトーーク 秋の3時間SP』2015年10月2日放送回

あの頃の自分へのメッセージ4

川島:川島。おまえは友達がいないのに、自転車が好きで行動範囲が広くて、美味しいパン屋さんをいっぱい知ってたよな。みんなが知らないパン屋さんに朝行って、美味しいパンを買って、お昼休みにそれを食べる。それを見ていたクラスメイトから、「川島、いいなそれ。売ってよ」って言われ、売ったことをクラスメイトみんなが見てたから、「おれも売って」「わたしも売って」ってなって、多いときには1日20個パンを売ってたよね。そんときおまえ、なんて呼ばれてたか知ってるか?「業者」だ(笑)

引用元:『アメトーーク 秋の3時間SP』2015年10月2日放送回

麒麟ブレイク秘話

『カジサックの部屋』に川島が出演。麒麟は結成わずか2年で第1回の『M-1グランプリ』(2001年)の決勝に出場し、松本人志が絶賛、ブレイクのきっかけになったと語る。

梶原:『M-1グランプリ2001』のときに、僕ら(キングコング)はツルンツルンにスベったわけですね。麒麟さんがあそこですごい評価を得てっていう。松本さんが確か言うたんですよね、「今日面白かったの麒麟だけやったわ」みたいな。

川島: 僕らも、それまでテレビに出たのが1回しかなかったんですよ。M-1てね、当時1回目出た人ならわかるけど、なんのこっちゃわからない。

梶原:わかんない。

川島:今やったら「M-1のファイナリストになったら売れる」ってなるけど、当時は「なにそれ? 出るのに2千円払わなあかんの? ええーっ??」って。

梶原:オンエアがあるかどうかもわからない。

川島:賞金1千万てあるけど、果たしてそれがホンマに払われるかどうかもわからない。

梶原:よしもとですからね。

川島:ほんで出て。たしか2本しかなかったです、ネタ。それで準決勝まで行って。準決勝まで行けたからまあええわ思って、おれもうそのままその足でゲームセンター行って、普通にバーチャファイターやってたら、社員さんから携帯に電話かかってきて「決勝いったよ」つって。なんのこっちゃわからなかったです、ホンマに。受け入れられないんです、ビックリしすぎて。

梶原:ビックリしすぎてね。

川島:「とりあえず明日、飛行機に乗って記者会見に行きますので」って言われて。ドッキリなんちゃうかな思って。そのとき人生で初めて、飛行機に乗ったんです。

梶原:うわー!

川島:変わりました、人生。

梶原:そこから「麒麟枠」(無名の漫才師がいきなり決勝に上がること)っていう名前まで付きましたもんね。

川島:今のM-1の点数って「90点」とか悪くても80点台じゃないですか。松本さんが僕のこと褒めてくれて、「麒麟、今日いちばんおもろかったけどな」って、事実麒麟にいちばん高い点数付けてくれてるんですよ。それが「75点」。

梶原:1番上でですよ。僕らは55点でした。キレッキレのときでしたからね、松本さん。

川島:週に1回しか仕事なかったのが、月に1回休みになって。

梶原:はあー、そんななったんすか!?

川島:次の年の1月にレギュラー6本になりました。

梶原:ええーっ!!

川島:東京1本、関西5本。どこ行っても「あの松本人志が認めた」って。回り回って「松本人志の隠し子」って言われたことありますからね。

梶原:(笑)

川島:「秘蔵っ子」って言いたかったんだろうけどね(笑)

梶原:ハードルってキツいですよね。

川島:キツかったですね。レギュラー番組全部、すぐ終わっちゃいましたね。

梶原:えっ!?

川島:実力がなかったんで。

梶原:そういうことだ…。

川島:結局1年で終わりという。

引用元:『カジサックの部屋』2019年1月12日公開

ホームレス中学生

2007年、麒麟はそれまでM-1決勝に計5回出場しながら優勝には至らず、悩んでいた頃に、田村が『ホームレス中学生』を執筆して大ベストセラーとなる。その頃の心境を川島が語る。

川島:察していただきたい、今日はホンマ。ここでしか喋れないです、これは。

梶原:当時の川島さんの心境を聞きたかったんですよ。

川島:田村君が、貧乏話をポロッと行ってたの、楽屋で。それがめっちゃウケて。田村は愛嬌があるからよく先輩に可愛がってもらってたんだけど、トークであまり笑い取ったことなくて。「めっちゃウケてるなあ」と思って聞いてたんですよ。それで原西さんが、「もっと話まとめてちゃんとしたエピソードにしなさい」って言ってくれたんです。それで田村がそれをやったら、各地でバンバンウケるようになって。それでその後、いきなり『すべらない話』に呼ばれたんですよ。

梶原:おー! いきなりですか。

川島:それでMVSという、1位獲っちゃったんですよ。そんなときに「本にしないか?」っていう話が来たんですよ。

梶原:あー。

川島:ホンマ、ここやから言うけど、最初、おれに書いてって言われたんですよ。

梶原:えっ!? 田村さんのエピソードを川島さんが?

川島:たぶん田村は字が書けないだろうと。

梶原:(笑)

川島:ちょっと待ってくれ、と。おれはそんな恥ずかしいことはできない。人のネタじゃないですか。「なんかちょっと…、それってどうなんですかね…」ってお断りして。プライドもあるけど、まあ相方のためでもあるし。もし書くんやったら本人が書いたほうが、たとえ下手でも熱量が違うやん。「お断りさせていただきます」って東京の本社で言いましたね。

梶原:はーっ。

川島:そしたら田村が、コツコツ書いてると。マジで寝ずにやってたんです。ネタ合わせの合間を縫ってですよ、ちゃんと。頑張ってるけど正直、本なんてどうなんやろ? って思ってたんですよ。

梶原:当時そんな、本を芸人が出すなんてなかったですからね。

川島:会社も「まあ、記念に出すんやからいいんじゃないの?」ぐらいから始まって。あいつの誕生日に出版して、もういきなり10万部いったんですよ。MVSの効果もあったし、オビをね、麻生太郎さんが書いたんちゃうかな、その帯の効果もあってまたブワーッ売れて、結局225万部。

梶原:えげつないっすよね。

川島:相方が急に2億円持つ…。

梶原:どういう思いだったんですか、マジで。

川島:「ホンマに俺が書いとけばよかった…」って(笑)

梶原:そっち!?(笑)

川島:200万部は、フザけんなと。2億って…。当時僕の方が仕事多かったんですよ。ナレーションもあったから。だから給料は田村よりの2~3万多かったんすよ。3万を分けてもしょうがないじゃない。このルールに死ぬほど後悔しましたよ。

梶原:(笑)

川島:おれが1万5千円渡してれば…

梶原:1億入ってたってことですから(笑)

川島:ロザンさんみたいなルールでやるべきやった!

梶原:そうなんですよ、ロザンさんはピンの仕事も全部折半ですからね(笑)

引用元:『カジサックの部屋』2019年1月12日公開

明るくなった川島

梶原:最後にすいません、1個訊きたいんですけど。どっかのタイミングで、川島さんが急に楽屋で明るくなったと思うんですよ。

川島:(笑)

梶原:前までずっと独りで暗い感じやったのが、人と絡みだしたというか。

川島:(笑)めっちゃ喋ってますよね。

梶原:ねえ! ごめんなさい、今日だから訊けることだと思うんですけど、なんなんですか。おれちょっとショックやったんですよ。そんな人ちゃうやん! みたいな。

川島:そんな人ちゃうやんね。なんかキャーキャー喋ってるやつを睨んでるみたいな。

梶原:そう。僕はそのイメージでいて欲しかったのに…

川島:これはね、恥ずかしくてよう言わんかったんですけど、ザキヤマさんの影響なんですよ(笑)

梶原:(笑)

川島:ザキヤマさんと一緒に出させてもらったときに、「こんなすげえヤツいんねや」って思ったんですよ。全部を笑いに変えるから。ザキヤマさんて白兵戦というか、バババッて殴り合いやないですか、おれのその当時の笑いの取り方ってもう、スナイパーしかなかったんですよ。

梶原:そうですね。

川島:引いて、引いて、なんか盛り上がってるときにバンッて一発みたいな。でも白兵戦が盛り上がると出番がないんですよ。台本の、やりたかったことの半分でもう「ハイ、オッケーです!」ってなっちゃって。あっつい熱いライフル持ったまま終わってるんですよ(笑)

梶原:「一発も撃てんがな!」って(笑)

川島:で、本番終わってメイクルームでもまだブワーッやってるじゃないですか。あれを見たときに、「これはもう無理だな」と。普段から明るいこと言って、もっと本番は明るくせんといかんなと思って。

梶原:なるほどねー。

川島:それから明るくなりました。

梶原:まさかのザキヤマさんの影響で(笑)

川島:中学生みたいな理由だったんです(笑)

梶原:バラエティの立ち回りとかも変わったってことですよね。

川島:完全に変わりましたね。

梶原:白兵戦でポンポン殴っては、また後ろへ下がってスナイパーもやるじゃないですか。

川島:まあまあ、ありがたいことにね。

梶原:すごいなあ、面白いわ。聞けて良かったなあ。

川島:これはマジで誰にも言ってないです(笑)

梶原:(笑)

川島:『アメトーーク』のザキヤマ芸人のDVD、2千回は見たからな、おれ(笑)

梶原:ええーっ!!

川島:「こんなオモロいんや…」思て(笑)

引用元:『カジサックの部屋』2019年1月12日公開

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