ぐるナイのおもしろ荘も放送され、いよいよ今年も芸人ブレイク・レースが本格派した気配がありますね。ボケペディアでは2018年にブレイクしそうな若手芸人を、コアなお笑いファンでもあるライターがランキング形式でまとめました!すでにファンの間では話題となり、人気のある若手芸人たちです!
実力派から不思議系まで群雄割拠の若手軍団から抜け出してくるのはどんな芸人でしょうか!
2018年売れる人気若手お笑い芸人10組
第10位 トンツカタン
プロダクション人力舎所属
ネタ作りとツッコミ担当の森本を中心に、ボケ担当の菅原と櫻田によるトリオで、主にコントを得意としています。
2016年の『お笑いハーベスト大賞』で優勝し、テレビ東京『にちようチャップリン』では2018年のブレイク確実芸人としてアンガールズ田中が大推薦。ツッコミが一度もない、異次元の衝撃ネタ「気づいて」を紹介しました。
日常によくある設定からズレて異様な世界観に変わっていく、ちょっと怖いコントが魅力です。
今後はネタ番組を中心にテレビ出演が増えそうですし、『キングオブコント』への決勝進出も期待されます。
第9位 ミキ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ツッコミの昂生(兄)とボケの亜生(弟)による兄弟漫才で、コンビ名のミキは彼らの苗字である「三木」をカタカナにしたもの。
話を進める昂生に対して揚げ足を取り続ける亜生に、昂生がキレて金切り声でツッコむスタイルの漫才は昨年さらにネタのクオリティも上がり、『M-1グランプリ2017』では最終決戦に進む3位と、大健闘しました。
イケメンの亜生は女性人気が凄まじいことで有名で、逆に昂生は対照的なブサイク芸人としてバラエティでは扱われ、無茶ブリされてスベったときの不貞腐れたような表情も逆に面白く、今後はイジられ芸人としても地位を確立していきそうな気配を感じます。
第8位 ネルソンズ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
『ぐるナイおもしろ荘』2016年の放送回で優勝したトリオでしたが、前年のおかずクラブ、翌年のブルゾンちえみと、優勝者が大ブレイクする番組のはずなのに、なぜか彼らだけほとんどブレイクしていません。
昨今のブレイク芸人は女性視聴者層の支持が必須なので、彼らの芸風がどちらかというと男性の共感を得るタイプで、女性の支持を得にくそうな芸風であることも関係あるのかもしれません。
ぽっちゃりでリアルオタク風の強烈キャラ和田まんじゅうを中心としたコント職人たちですが、ただのキモキャラ頼みに終わらず、絶妙なボケやワードセンスも秀逸で、ネタのクオリティと面白さは王者の貫禄にふさわしいものです。
またメンバー全員が身体能力が高く、キレの良い、動きのあるネタも得意としています。
テレビ東京の『にちようチャップリン お笑い王決定戦2017』では、総勢42組の若手と争い、惜しくも準優勝で涙をのみました。
しかし番組の最後にMCの内村光良が「おれはネルソンズを忘れない!」と叫ぶなど、その芸風を愛する大先輩からもエールが送られています。
第7位 東京ホテイソン
グレープカンパニー所属
ショーゴのトーンの低い冷静なボケに対し、たけるが歌舞伎風の口調とポーズでキレのいい例えツッコミをする、独特のスタイルが強烈なインパクトの漫才コンビです。
2017年はフジテレビの『ネタパレ』『FNS27時間テレビ』、日テレ『エンタの神様』、テレビ東京『にちようチャップリン』などの人気番組にも次々と出演を果たし、その強烈な印象を残す芸風からか、芸歴わずか3年にも関わらず、すでに認知度が急速に高まっている印象です。
第6位 レインボー
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2017年にブルゾンちえみが優勝してその後の大ブレイクのきっかけとなった、『ぐるナイおもしろ荘2018』で見事優勝!
ブルゾンちえみ以外にも同番組の出演をきっかけにブレイクした芸人は、小島よしお、柳原可奈子、ハライチ、あばれる君、おかずクラブ、日本エレキテル連合、カミナリなど枚挙にいとまがなく、今年優勝のレインボーもブレイクが確実視されています。
レインボーの特徴はなんと言っても池田の女装のクオリティの高さ。
優勝ネタは、声の女性っぽさも相まって妙にキレイに仕上がっている女装の池田に対して、老け顔でちょっと暑苦しい実方が「…キレイだ」というフレーズを連呼する、メロドラマのワンシーンのようなネタ。
ボケもツッコミも一切ないのに、2人の会話と動きのリズムが妙に心地よく、「なにを見せられてるんだろう」的な、斬新なお笑いです。
池田は素顔もイケメンなので、若い女性ファンも急増しそうです。
第5位 ひょっこりはん
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
まったく無名だったピン芸人ひょっこりはんも、『ぐるナイおもしろ荘2018』に出演し、注目を集めました。
ネタは、子供番組のおにいさん風のひょっこりはんが、バランスボールや新聞紙の後ろから「ひょっこり」顔を出すだけという超シンプルなもの。
しかしちょっとだけ予想をハズす「ひょっこり」の出し方と、その無表情なのに絶妙に面白い顔がじわじわとツボにハマってきます。
とにかくわかりやすいので、子供たちにも人気が出そうです。
また、Twitterやインスタでも、画面のどこかからひょっこりはんがひょっこり出てくる短い動画を定期的に上げており、再生回数も数十万超えと大人気。その簡単さから、マネして写真や動画をSNSにアップする人たちが続出しそうです。その拡散力の高さからも、もしかすると『おもしろ荘』優勝者のレインボーよりブレイクする可能性があるのではないかと思います。
第4位 さらば青春の光
株式会社ザ・森東所属
ネタ作りとツッコミ担当の森田と、ボケ担当の東口のコンビで、『キングオブコント』の決勝に5回出場(最高2位)、『M-1グランプリ』にも1回出場(4位)と賞レースの顔としても、もうほとんどブレイク寸前です。
松竹芸能を突然退社するも新たな所属先が見つからず、不倫スキャンダルも重なって一時はまったく仕事が無い状況に陥りましたが、その後個人事務所を立ち上げ、2016年に『しくじり先生』でそれまでのしくじりを総括したあたりから、再びテレビでもよく見かけるようになりました。
彼らの魅力は、M-1グランプリで〈予測不能〉とキャッチフレーズがついたように、斬新な切り口で完成度の高いネタ、森田の強めのツッコミの巧さで笑いを重ねていく凄腕コントです。2018年の『キングオブコント』も彼らが優勝候補の最右翼であることは間違いありません。
さらに森田の捨て身の毒舌トークも、本音トークがウケる傾向の昨今のバラエティ向きで、今後活躍の場も増えそうです。
第3位 パーパー
マセキ芸能社所属
ツッコミのほしのディスコ(男性)とボケのあいなぷぅ(女性)による男女コンビで、『キングオブコント2017』出場時には、〈不思議系ニュータイプ〉と紹介されました。
あいなぷぅが理不尽なことを涼しい顔で言う素朴な顔をした悪魔キャラで、マンガのようなキモ男キャラのほしのディスコがそれに振り回されるコントを得意としています。
ちなみに本人たち曰く、2人のキャラも関係性もコントのネタそのままだそうです。
『キングオブコント2017』では決勝進出を果たし、順位こそ9位でしたが、ゆっくりしたテンポの独特の世界観と、切れ味抜群のツッコミ、そしてほしのディスコの個性的な演技で印象づけ、爪あとを残しました。
テレビ東京のネタ番組『にちようチャップリン』にも出演を重ね、アンガールズ田中も2018年大オススメ芸人に選びました。
「募金」「お金貸して」「友達のお店」など、ちょっとせつないブラックなコントが魅力です。
第2位 ゆにばーす
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
『M-1グランプリ2017』では決勝ステージに進出し、順位こそ8位と振るわなかったものの、その一度見たら忘れられない見た目のボケ担当はら(女性)と、強い口調の関西弁正論ツッコミが印象的な川瀬名人による正統派漫才は、ネタの仕上がりも完璧で、順位以上の爪あとを残しました。
ネタ作り担当の川瀬名人は、漫才師としてM-1で優勝することだけが目標で、それを果たしたら引退すると公言しています。
漫才がブレるからという理由でバラエティ番組にも出たくないなどと、今どきめずらしいほどストイックで尖ったことを言っていますが、大先輩のイジりに対しても一歩も引かずに悪態をつくところが逆にウケてしまい、バラエティ番組の出演も増加しています。
昨年9月にはテレビ東京『ゴッドタン』にて「ゆにばーす川瀬名人で30分」という破格の扱いでの企画も放送されました。
相方のはらは、「ハラスタグラム」と称して「盛りすぎメイクの自撮り写真」をインスタに続々とアップし、「詐欺レベルで可愛い!」と話題になっています。
2018年のゆにばーすは漫才ではもちろん、各々のキャラクターも注目を浴び、人気が急上昇しそうなコンビです。
第1位 和牛
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ボケの水田とツッコミの川西のコンビで、現在よしもとで最もライブのチケットが取りにくい芸人と言われています。
2014年の『THE MANZAI』で衝撃のヘリクツ漫才を披露してその名を知らしめ、その後ツッコミの川西の急成長でネタの幅がさらに拡がると、2016年、2017年と2年連続でM-1グランプリ準優勝となりました。
優勝こそ逃したものの、一言もムダなセリフがないと言われる完成度の高いネタと漫才の実力は広く知られることとなり、今やネタ番組に欠かせない存在となりつつあります。
ボケの水田は元料理人のため、料理を扱う番組に出演する機会も増えてきましたし、2018年はさらに活躍の幅が拡がる多忙な年になると思われます。
M-1審査員の松本人志は、2年連続で最終決戦で和牛に票を投じ、「和牛はいろんなネタ見てるけど全部面白い」と絶賛しました。
2018年のM-1グランプリも優勝候補の最有力であることは間違いないでしょう。
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