レジェンド芸人たちが語る松本人志【内村・紳助・さんま・志村けん・とんねるず】

【2019年1月更新】2018年ブレイクした芸人ランキングベスト10 !

2018年もお笑い界から、たくさんの新しい才能が脚光を浴び、新しい笑いが世を席巻しました。

わたくしgoroの私見ではありますが、2018年最もブレイクした芸人をランキング形式で紹介したいと思います。

10位 四千頭身

ワタナベエンターテインメント所属

https://www.instagram.com/p/BrRFpIYlC0b/

後藤・都築・石橋による、芸歴3年目、平均年齢21歳という超若手漫才トリオ。

新鮮な感覚と、年齢・芸歴のわりに完成度の高いネタで、ネタ番組で頭角をあらわしました。

後藤の困惑したような弱々しい声のツッコミが特徴的ですが、斬新なのにシュールすぎないネタ、とくに「前半からたたみかけるな」「大陸を見つけた」などがいいですね。

そして4月からはまさかの、『四千頭身のオールナイトニッポン0(ゼロ)』のレギュラーパーソナリティに大抜擢されました。オールナイトニッポン50年の歴史の中でも、21歳でのパーソナリティ抜擢は史上最年少ということです。

2018年は20代の若手芸人の活躍が目立ち、お笑い界に世代交代の大きな波がきていると感じます。

この四千頭身もまた、若者を中心に人気を集め、急成長しているお笑い新世代の一組だと言えます。

9位 霜降り明星

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/Bq7THvWgd7o/

結成5年目、粗品とせいやによる、『M-1グランプリ2018』で史上最年少のM-1王者に輝いた25歳と26歳のコンビ。

つい2週間前に王者になったばかりなのでここではまだ9位としましたが、この後2019年に大活躍・大ブレイクし、来年のブレイク芸人ランキングで上位に食い込むことは間違いないでしょう。

すでに2018年も、1月にせいやが『人志松本のすべらない話』に初出場ながらMVSを獲得し、3月の『R-1ぐらんぷり2018』には粗品とせいやそれぞれがピン芸人として決勝大会に出場するなど、大きな爪痕を残していました。

お笑いの「希少な原石」そのものであるせいやと、それを磨き上げる職人的な腕を持った粗品という、強力すぎる稀有なコンビです。

漫才はもちろん、トークもピン芸もこなし、華とわかりやすさがあり、オールマイティに活躍できる芸人として万人の支持を得られる、お笑い新世代の中心的存在になることは間違いありません。

8位 ハナコ

ワタナベエンターテインメント所属

https://www.instagram.com/p/BoQyIxVn0DA/

結成4年目で『キングオブコント2018』の王者となった、岡部・秋山・菊田による平均年齢29歳のトリオ。

松本人志がそのキングオブコントのネタについて「われわれの感覚とは少し違うコントを吹き込んできたかなっていうのはあった」と語ったように、上の世代とは明らかに違うコントのパターンやセンスを感じます。

彼らもまたお笑い新世代の中心的な存在となっていきそうです。

7位 ミキ

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/BdXPpPplSRE/

『M-1グランプリ2017』では3位、そして『2018』は4位と、芸歴6年目でM-1に2年連続で上位に食い込んだこの結果は凄いとしか言いようがありません。さらには『歌ネタ王決定戦2018』のファイナリストにも選ばれました。

漫才の面白さ・巧さはもちろん、華のある弟・亜生、イジられると爆発的な面白さを発揮する兄・昂生はバラエティの平場のトークでもその面白さを発揮し、活躍しています。

よしもとの若手芸人では人気ナンバーワンと言われ、1日5回以上は劇場のステージに立ち、最高は11ステージという日もあるとか。「さすがに11本目はただただ口が動いてるだけ」と昂生が語るほど、超多忙を極めている兄弟コンビです。

兄弟間の圧倒的格差を逆手に取ってネタにし、漫才では兄・昂生のキレのいいツッコミの面白さが際立つ、バランスの良いコンビだと思います。

そのわかりやすい芸風で、将来は同じ兄弟漫才師の中川家と並ぶような、子供からお年寄りにまで愛される国民的な芸人になるのかもしれません。

6位 チョコレートプラネット

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/BpZZiiiH-os/

長田と松尾による、芸歴12年目のコンビ。

今年は松尾がIKKOのモノマネでブレイクしてテレビ出演が激増し、さらには長田が和泉元彌のモノマネで勢いを増し、そして長田は『R-1ぐらんぷり2018』のファイナリストにもなりました。

また、「そろり、そろり」ゲーム、「カーモンベイビー、アメリカ」ゲームなど、オリジナルのゲームが話題になり、最近は「TT兄弟」という新キャラクターでもブレイク中です。

また、ファイナリストとして出場した、『キングオブコント2018』では強い印象を残しました。

長田自身が「1stステージ終了時には、よっぽどのことがない限り優勝できるだろうと思っていたら、よっぽどのことがありました」と語るように、1stステージは今大会最高得点を叩き出すほどウケまくった後、最終決戦のネタで大スベリするという、悔やんでも悔やみきれない結果はその後もテレビ出演するたびにイジられています。

2019年はキングオブコント王者の大本命として期待されそうです。

5位 とろサーモン

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/BbhwRSJDeJ4/

『M-1グランプリ2017』で優勝し、人生が一変したという、とろサーモンの久保田・村田。

2018年はこれまでありえなかった本数のテレビに出演し、「最高月収890万」と久保田自らが暴露し、2人とも、それまでのアパートから、プラス10万の家賃のマンションに引っ越ししたとか。それほどの今年の大ブレイクでした。

しかしこの年末、『M-1グランプリ2018』の打ち上げ後に泥酔し、審査員批判の暴言をインスタライブで生配信して大炎上、それが現在も尾を引いています。

わたし個人の意見としては、もともと「クズ芸人」のキャラでやってきた久保田がそんな暴言を吐くのには驚かないし、言われたほうも芸人なら大げさに怒ってみせたらいいし、芸人同士でガンガン罵り合って、そしてもちろん笑いに変えながら、世間の耳目を集めたらいいと思います。

それをヘンに所属事務所が謝罪したり、メディアの出演を見合わせるとか、銅像を撤去するとか、マスコミがいつまでもいつまでもネタにして鎮火を引き延ばしたり、そういう大人たちの反応のほうがクズ芸人以上にバカみたいだなあ、と思う今日この頃です。

4位 ひょっこりはん

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/BlvL0YwjDPk/

2018年元日の『ぐるナイおもしろ荘2018』に出演し、その超シンプルな芸風が大人から子供まで人気を集め、SNSでも拡散され、優勝したレインボーよりも圧倒的なブレイクを果たしてしまいました。

ただし不幸なことに6月、ネタで使用しているBGMの著作権問題でひと悶着あったあたりから、BGMも変更し、メディアへの露出も翳りを見せ始めてしまいました。

3位 ANZEN漫才みやぞん

浅井企画所属

https://www.instagram.com/p/Bpv8-O_llD2/

その音楽的才能や身体能力の高さ、野生児のような天然の面白さから「超人」とも称されるみやぞん。ここ数年人気急上昇中でしたが、『イッテQ』での活躍で全国的な人気を得て、今年は24時間テレビ『愛は地球を救う』のチャリティーマラソンランナーに選ばれました。

彼の魅力はその芸だけでなく、まるで七福神の中にいても違和感のなさそうな恵比寿顔、ロケなどであふれ出る心優しい対応、子供のような天真爛漫な人間性の魅力だと思います。

どんなにしゃべりが巧く、面白いネタを作れる芸人でも、彼の人間性からあふれ出る魅力には、大人から子供まで人を惹きつけるということでは敵わないでしょう。

その意味で、彼は天性の、野生に育った極上の天然芸人であると思います。

2位 和牛

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/Bq7ZD4cg82T/

『M-1グランプリ』の2016~18でなんと3年連続準優勝という恐るべき結果を残した和牛・水田と川西。

そのどの年でも、「優勝者より和牛のほうが面白かった」という評価が絶えないほど、漫才の面白さ、巧さには絶大な支持を得ています。あの松本人志も、M-1の最終決戦では3年連続で和牛に票を投じているほどです。

そしてその評価はじわじわと確実に根を下ろし、2018年はレギュラー番組も持ち、露出が増えてきました。

みやぞんのような国民的人気番組のレギュラーなどはまだありませんが、M-1の視聴者予想でも優勝候補として圧倒的支持を得たり、「日本で一番面白い漫才師」という評価が定着していることは、本当の意味でのお笑い芸人としての大ブレイクだと思い、この順位としました。

1位 野性爆弾くっきー

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属

https://www.instagram.com/p/Bm-NOPJlHPT/

芸歴24年目でまさかの大ブレイク! それにしてもホント、お笑いの世界ではなにが売れるかわからないものです。

彼ら野性爆弾の芸風からして、一部の大好きな人以外には絶対に理解されるはずがないだろうと勝手に思い込んでいましたが、彼らより二回りも年下の若い世代に支持される時代が来るなんて、予想だにしませんでした。

2017年10月に原宿で開催された展覧会「超くっきーランドneo」では3日間で1万人を動員して大成功。その後国内各地の開催で15万人を動員、挙句には台湾でも開催し、なんと10万人を動員する大盛況となりました。

さらには川谷絵音を中心とするバンド、ジェニーハイにもベーシストとして抜擢され、3月にデビューシングルも発表し、お笑いからアート、そして音楽までと、マルチな活躍を見せています。

まさかあのくっきーが大人気芸人になる、そんな時代が来るとは夢にも思っていませんでしたが、ファンのひとりとしては、芸歴20年を過ぎてから掴んだ大ブレイクも、激増したメディアへの露出も、ただただ嬉しい限りです。

昨年の千鳥の大ブレイクに続いて、今年は野性爆弾くっきー。

こんな楽しい時代に生きていることができて、わたしは本当に良かったと思います。

 

他にも今年は、若手では東京ホテイソン、EXILE、宮下草薙、きつねあたりがその独特の個性でプチブレイクしていると感じます。

『歌ネタ王決定戦2018』で優勝した、メンバーもその見事なネタを高く評価されています。

そして現在は「東京に出てきたけどなかなかブレイクしない」ことを逆手にとってトークのネタにして、じわじわテレビ出演を増やしている実力派のダイアンは千鳥と同じく成功への道を歩み始めているのかもしれません。

来年はまたどんな芸人がブレイクし、新しいお笑いが生まれるのか、楽しみでなりません。