よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸歴26年目。ふざけすぎで顰蹙を買ってきた若手時代から、全国ネットのテレビに出演するようになっても一貫して下ネタを中心にして過激に攻め続けてきた剛腕・ケンドーコバヤシ。バラエティはもちろん、俳優としても活躍の場を拡げ、その独特の存在感は唯一無比のものです。
ここでは、決して下ネタだけではない、エピソードトークの名手でもある彼の、面白いボケ、トークをまとめてみました!
ケンコバのおもしろ名言集まとめ!
泊まりで北海道
仕事で北海道で泊まりになったケンコバは、仕事終わりで当然のように歓楽街へ繰り出そうと、共演者のタカトシ、チュートリアル福田、ペナルティヒデに声をかけるが、ことごとく家族との用事があると断られてしまう。
ジュニア:性欲おばけ・ワッキーしか残ってへんな(笑)
ケンコバ:そうなんです。番組プロデューサーも、「誘惑の多い街なんで、ご時世的にも、帰ったほうがいいですよ、みなさん」って言うんですよ。
ジュニア:ほう。
ケンコバ:「いや、おれ泊まりますよ」「あ、ケンコバさんはいいですよ」とか話してて、「あれっ、ワッキーどこや?」って。
ジュニア:うん。
ケンコバ:「いや、ワッキーさん見てないです」って。こんなご時世にワッキーどうしてんのやと思ったらADが「ワッキーさんメイク室にいましたよ」って。なんやと思って見に行ったら、ワッキーだけこんなご時世なのに、がっつりメイクさん口説いてました(笑)「おまえが芸人や!!」って言いました。
ジュニア:ホンマやなあ(笑)
ケンコバ:がっつりフラれてましたけどね。そのままワッキーも東京に戻りましたけどね。
ジュニア:じゃあ遊ばず?
ケンコバ:みんなはね。僕はもうソープランド行って、寿司行って、デリヘル呼んだから、10万ぐらい使いましたよ(笑)
ジュニア:オトコやなあ(笑)さんずいのほうの「漢」やなあ。
ケンコバ:ありがとうございます。寿司食べたらエネルギーもう一回満タンなってきて(笑)このまま帰れるか! 思いました。
ジュニア:カッケーなあ~(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年4月16日放送回
真ん中で見たい
ケンコバが平昌オリンピックを見ていて、カーリング女子にハマったと話す。
ケンコバ:あれ、最高でしたね、おやつタイム。
ジュニア:おやつタイムな。
ケンコバ:あれ、輪になってバナナ食べてたでしょ。「真ん中立ちたいわぁ」思たもん。
ジュニア:外国の人なんかみんな立って食べてはるけど、座って食べてる感じがええねんな。
ケンコバ:そう! 真ん中にVRカメラ置いて欲しかったですもん。
ジュニア:ああ、なるほど(笑)
ケンコバ:DVDで見たかった! 「みんなバナナ食べてる」っていうの。
ジュニア:そのDVD売れるやろな(笑)
ケンコバ:売れますよ!
引用元:『にけつッ!!』2018年4月30日放送回
トイレでの頭脳戦
ケンコバ:この2018年に、東京で、こんな事件起こるのかっていう。
ジュニア:ほう。
ケンコバ:こんなん30年前の大阪の事件やん、ていうのに見舞われたんですよ。
ジュニア:あれ。
ケンコバ:昨日、ある商業施設で、僕はわりかし人の集まる、ウォシュレットがありそうなところ見つけたら、とりあえずウ〇コしておくんです。追いつめられるのが嫌やから。
ジュニア:あー、はいはい。
ケンコバ:個室が1個のトイレで、小便器が3つぐらいあって。で、汚い話ですけど、そこでウ〇コしてたんです。ほんなら、2人組の男の子みたいのがワーッと入って来た音が聞こえて、もう、下品な話をするんですよ。「あの女ガバガバだ」みたいな。
ジュニア:ああ(笑)
ケンコバ:ガラ悪いやつおるなぁ、思ってウ〇コしてたら、「ていうかおまえ、臭ぇんだよ!!」みたいなんひとりが言い出して。「え!?」って。
ジュニア:怖いなぁ(笑)
ケンコバ:ほんならひとりが「ギャハハハハハ」笑って「言うなよ、そんなこと!」みたいなん言うたら、「いいよ、臭っせえ!」って扉バァーン!!蹴られたんです。
ジュニア:ええっ!?
ケンコバ:30年前の大阪の事件でしょ、これもう!!
ジュニア:めちゃめちゃ怖いやん!
ケンコバ:どうしよう!? 思て。もう出るもんも出ぇへんようなって。
ジュニア:それどういうつもり?
ケンコバ:東京でこんな事件起こります!?
ジュニア:いや、よっぽど腕に自信ないと…。
ケンコバ:そうなんです。だからおれもね、早めに終わらして出て行って言うたろかな思ったけど、こいつたぶん相当強いなと思って。
ジュニア:相当やろ。
ケンコバ:これアカン、思って。万が一出て行っても、45歳にもなって、ハタチそこそこのやつにボコボコにされるのも嫌や。でもずっと待ってて、「出て来い!」とか言われたらどうしよう。もうこれ、アレしかない! と思って、お芝居一発キメてきました。
ジュニア:ほう。
ケンコバ:電話してるフリして、広島弁で。「ワシじゃあ」言うて(笑)
ジュニア:「広島弁」イコール「怖い」。ショボ~(笑)
ケンコバ:「ああワシじゃ。いま何人おる、そこ。あ、そうか。あのなあ、道路を渡ったとこな、トイレあるじゃろ、何人でもいいからちょっと来てくれ。なんか遊んでほしいやつらおるみたいじゃ。1分な。1分で来んかったらおまえら死刑」みたいな。ほんならシーンってなって(笑)「早よ来―い!」って言うたら、バーッ走って逃げてって。「ヤーーーッ!!」ってガッツポーズして。見たか、あれおれやぞ!!
ジュニア:(笑)
ケンコバ:世の中、頭やっていうの見せてやりましたよ(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年7月22日放送回
飛行機で渡された手紙
コバ:今からある人に文句言いたいんですけど。
千原:ほうほう
コバ:でも相手は100%善意なんですよ。でもホントにやめてほしかったことがあったんです。
千原:良かれと思ったことが、ってことがね、よくあるんでしょう。
コバ:おととい、飛行機で福岡に行ったんですよ、仕事で。僕、真ん中の通路側やったんですけど、横の2人席が若いご夫婦なんですよ。このご夫婦の、どちらかのお母さんが僕の前に座ってる。けっこうおばあちゃんです。
千原:はい。
コバ:まあ普通におったんですよ。そしたら降りる瞬間に、その奥さんが、ササッと僕に手紙みたいなの渡したんです。
千原:ええっ!?
コバ:だから僕もササッとポケットに隠しちゃって。
千原:その渡し方されたらそうですよね。旦那は気づいてない?
コバ:旦那さんは降りる準備してて。靴履いたり。
千原:お母さんはむこう向いてるから。
コバ:で、3人で降りていくときに、お母さんがゆっくり歩いてたんで奥さんが背中を押しながら、僕の方チラッと見て、コクッて頷いて。
千原:ほう。
コバ:これちょっとヤバいんちゃうかと思って。ご時世的にも相当ヤバいじゃないですか。こんなの読んだらあかんと思いつつ、出口出る前にトイレ入って個室バンッて閉めて読んだんですけど。
千原:早めに読んだなあ(笑)
コバ:「いつも応援してます。よくテレビで見ています。今日初めてお会いしましたが、相当足がダメみたいです。ですので、大量に水とお茶を飲んでください。このままではあなたは、心筋梗塞です。またお会いしましょう」って書いてあったんです。
千原:えっ!?
コバ:めっちゃ嫌じゃないですかこれ。わかんないですよ、だから。お医者様的なものなのか。占い師的なものなのか。はたまた霊能力者的なものなのか。
千原:どっちにしても良かないよね。
コバ:なんでそんなこと言うんやと。
千原:ただただ、なんにも見えてない人かもしれへんしな(笑)おかしな人おるからな。おれも大阪で生放送のラジオ、深夜1時~3時でやってるときに、出てきたら黒ずくめの女の人がフワーって手紙渡しに来て。夜中の3時過ぎやで。ええーって。「いつもラジオを聴いていて、わたしにはわかります。あなたは薬物中毒者ですね」って。なんでやねん(笑)
コバ:そらラジオ聴いてたらわかるんでしょ(笑)
千原:「わたしも同じなのでわかります」って。
コバ:えっ、ホンマにヤバいやつや。
千原:ホンマにヤバい人やねん。
引用元:『にけつッ!!』2017年4月3日放送回
串カツ屋の店員
コバ:昨日あの、ちょっと罪を犯してしまいまして。
千原:はいはい、どうしたんですか。
コバ:これはもう100%僕が悪いんですけど。
千原:懺悔しましょうよ。
コバ:100%僕が悪いんですけど、情状酌量の余地はあると思うんです。
千原:それはちょっと聞いてみてからですね。
コバ:昨日あの、遅くから飲みに合流したんですよ。12時半回ったぐらいから。
千原:ああ、遅いすねえ。
コバ:遅くに行って、わりかしガヤガヤした串カツ屋さんに12時半過ぎに僕入って、最初からおるメンバーは結構出来上がってる状態で、テーブル行く途中に、店員さんつかまえて「すいません、生ビール」って言ったんですよ。そしたら「は?」って言われて。ん? 突然言うたからあれかな、と思て。席に着いてから来るもんという向こうのあれをちょっと害したのかなと思って。
千原:ちょっと飛び越えてもうたと。
コバ:「すいません、生ビールください」って言ったら、「なんで?」って。おれも「あ?」ってなって。
千原:ハハ。あんまりそんなふうにならないタイプですけどね、コバは。
コバ:でも、やっぱり店員さんに「なんで?」って言われたら。
千原:それはちょっと。
コバ:ちょっと「あ?」ってなるでしょ。「え? もうダメなんすか、時間が?」って。「なに?」って言われたんすよ。ほんなら、ホンマの店員さんが飛んできて「すいません。どうしました?」って。
千原:(笑)
コバ:100%僕が悪いじゃないですか。ただですね、これ情状酌量の余地ですよ、ガヤガヤした串カツ屋さんで、その人黒地になんか「がんばろうぜ」みたいなこと書いたTシャツで、タオル頭に巻いて、片っぽ金髪で片っぽ黒髪で、下ジャージなんですよ。
千原:それ、串カツ屋の店員やん(笑)
コバ:情状酌量の余地ありますよね!?
千原:あるある(笑)
コバ:いやもう、やっちゃいましたね。ホンマにもう平謝りするしかなかったですけど。
引用元:『にけつッ!!』2017年4月10日放送回
審査委員長 西川きよし
ある漫才大会の司会をしたコバが、審査委員長の西川きよしの天然エピソードを語る。
コバ:大会はNON STYLEが優勝したんですけど、きよし師匠はダイアンが面白かったと。「ダイアンのネタはすごく面白いけど、今日やったネタじゃなくて、僕の好きなあのネタやってほしかった。あれをひとくだりやってくれよ、ダイアン!」って言うんですよ。
千原:(笑)
コバ:「あれや、バイクのネタや、バイクのエンジンがかからへんネタや!」って。ほんならダイアンが、やったらええのに、「いえいえいえ」みたいな感じなんです。
千原:やりにくいよ、いきなり。
コバ:まあまあでもやったらいいじゃないですか。「たのむ! 僕大好きやねん。僕はほんと今でも練習してやりたいぐらいや。バイクの、あのエンジンかからへんくだりだけでいいからやってくれ!」「いえ、いいです、いいです」みたいな。僕も、「やれやダイアン、やってワーッ終わったらええやないか」って。ほんならダイアンが舞台上で「いえ、ちょっと待ってください」って小声で呼ぶんですよ。「僕ら、そんなネタ1回もやったことない」って。
千原:(爆笑)
コバ:でもきよし師匠は「何回も見てんねん、わし! あれ大好きやねん! エンジンがかからへんくだりだけやってくれ!」(笑)
千原:めっちゃオモロそうやん、そのネタ(笑)
コバ:ダイアンが「ホンマにNSCの時から1本も無いんです、バイクのネタ」って(笑)だんだんお客さんもその異様な空気に気づいてきて、漫才大会を遥かに凌ぐ笑いでエンディングが終わっていくという(笑)ハッピーエンドでしたけどね、結果。
引用元:『にけつッ!!』2017年11月7日放送回
楽屋にうずくまる謎の男
ケンコバ:このあいだ、関西の放送局で番組出演があって。飛行機で早く着いたんで、まだ衣装さんとかも来てないなと思いながら、楽屋でちょっと寝させてもらおうと思って。自分の楽屋、「ケンドーコバヤシ様」ってしてくれてるところに、ガチャッて入ったら、男がひとり、楽屋の隅でうずくまってるんですよ。
ジュニア:ほう。
ケンコバ:うわっ、と思って。「なんや!?」って言ったら、「積み上げて来たものなんて、一瞬ですよね」って。
ジュニア:ほう(笑)えらい思わせぶりな。
ケンコバ:「誰や!」って言って、顔上げたらインパルス板倉やったんですよ(笑)
ジュニア:(笑)
ケンコバ:「すいませんが、タバコ1本だけいただきます」って言うて、おれのポケットからタバコ出して、1本取って出てったんです。
ジュニア:(笑)
ケンコバ:ちょっと会社で、メンタルケア部門つくったほうがいいと思いますよ(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年7月30日放送回
板倉が取り押さえられた話
ケンコバ:こないだ、板倉が取り押さえられた事件、知ってます?
ジュニア:え? 知らん知らん。どうした?
ケンコバ:知りません? 警備員数人にあいつ取り押さえられたんですよ。
ジュニア:ええっ、なんなん? え? それは堤下でしょ?
ケンコバ:(笑)板倉って昔からサバイバルゲーム好きなんですよ。一時は芸人やらスタッフやら巻き込んですごいチームつくってたらしいんですけど、みんなもうちょっと熱が冷めて、やめていったんですけど、板倉はたったひとりで。
ジュニア:沸騰してんのやろ。
ケンコバ:はい、サバイバルゲームの実戦で、ホントに千葉とか埼玉の奥に1人で行って、野良で入れてもらって。「1人なんで、チーム入れてもらえませんか」「ええっ、板倉さん!?」ってなるらしいんですけど。
ジュニア:『雀鬼』の麻雀の打ち方や。
ケンコバ:しかもあいつ、狙撃手専門なんで、相手の職業訊いて、医者から狙い撃ちしてるらしい(笑)
ジュニア:なんでやねん(笑)
ケンコバ:人生うまくいってるやつを遠くから狙うのにハマってるらしくて。
ジュニア:(笑)
ケンコバ:そんな板倉が、よりスナイパーの精度を上げようとしてるんですね。いかに相手に気づかれないか、これがすべてやということで、ライフルって黒くて光るでしょ。
ジュニア:はい。
ケンコバ:これが相手に気づかれるかもしれんて言って、迷彩色に自分で塗ってるんですって、銃を。でもそれを家とかベランダでやると、ラッカーとか使ったり、やっぱシンナー臭が出るんで、迷惑かけたらアカンということで、あいつルミネの屋上で、ひとりでシューッて。
ジュニア:…それ、殺し屋やん!(笑)
ケンコバ:そう(笑)出来上がった銃の出来栄えを、構えてこうやってるところに警備員が入ってきて、「なんですか、あなたは!!」って、取り押さえられたんですよ(笑)
ジュニア:(爆笑)
ケンコバ:そりゃそうですよね。だれか通報しますよね、ビルの屋上でライフルこうやってたら(笑)
ジュニア:堤下歩いてたらヤバいんちゃうか(笑)
ケンコバ:撃つでしょうね(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年7月30日放送回
女性は怖い
『踊る踊る踊る! さんま御殿』の「私がカチンときた女性の言動」のトークテーマで、ケンコバが高校時代の苦い思い出を語る。
ケンコバ:女性って怖いなって植え付けられた、学生時代の思い出なんですけど。なんか、呼び出されたんです、女の子に。流れ的に、なんとなくその子が僕のこと好きやっていう噂は聞いてたので。告白されるんだろうなと思って、ドキドキしながら校舎裏に行ったら、たしかにその子がひとりで待ってて。
さんま:ほう、告白や。青春やなあ。
ケンコバ:まさに今からこの子、僕に告白するんですけど、ほかの、学園中の女子とかが、屋上からとか、物陰とかから、スナイパーみたいに。監視されてるんですよ(笑)で、僕はそのとき、違う好きな方がいて、断ったんです。
さんま:スナイパーたちが見てるところで?(笑)
ケンコバ:スナイパーたち、無線で何か連絡取りよって(笑)でもホンマに、次の日から、あらぬ僕の悪評が学園中に広まったんです。僕、書道教室の息子やったんですけど、「あいつ字がいちばん汚い」とか(笑)
引用元:『踊る踊る踊る! さんま御殿』2018年10月16日放送回
絶世の美少女
ケンコバが街を歩いていたときに偶然見かけた絶世の美少女の話。
ケンコバ:芦田愛菜ちゃん、かつての安達祐実ちゃん、間下このみちゃん、すべて超えるスターになるんちゃうかなっていうぐらい、キラッキラしてるんですよ。
ジュニア:それぐらいの年齢なんや。
ケンコバ:その子がまあ、七夕の時期やったんで、歌いだしたんですけど、この歌もまた無邪気で、考えさせられるというか。♪ささのはサーラサラー、のきばにゆれるー、うーんことーおーしっこーがー、せーかーいをすーくーうー、って(笑)
ジュニア:深いなあ(笑)
ケンコバ:この子は有機野菜の未来を考えてる。元の歌詞の残し方もRGよりセンス上やなと思って(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年8月放送回
横浜たそがれ
タクシーの運転手が空港への道を間違えた話。
ケンコバ:焦りますよね、飛行機って。時間がね。新幹線なら次すぐあるけど、飛行機ってそういうわけにはいかへんから。1回僕も、越えられてしまったことがあるんですよ、空港を。横浜方面に向かってしまって。
ジュニア:ああー。
ケンコバ:「失礼しましたー!!」って運転手さんが。僕も「ええっ!?」ってなって。これ間に合わへんなって思って、すぐ会社電話して。「…こういうことがあったんで、1本後のやつを予約してもらって、大阪の現場にもなんとか伝えてくれ、1時間ぐらい入りが遅れるかもしれん」と。入りは1時間遅れるけども、なんとか本番には間に合いますんで、と。ほんならマネージャーから連絡あって、「取れました、着いたらすぐ乗れますんで」「わかった」と。ほんで空港着いても30分ぐらい余裕あるから、ちょっと安心して「運転手さん、お願いしますね」「わかりました」って、僕寝たんですよ。「失礼しました」って言ってた運転手さんが、僕が寝てると思って、「横浜たそがれ」を鼻歌で歌いだしたときにはホンマどついたろかな思いましたけどね。
ジュニア:(爆笑)
ケンコバ:神奈川のほう行って横浜思い出して「♪フンフンフーン、フンフンフンフーン」って(笑)後ろから、イッたろかな思いましたけどね。
ジュニア:出てもうた(笑)
ケンコバ:「寝ますね」って言ったから。おれが寝てると思って(笑)あのプラスチックの板なかったらヤバかったですよ(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年8月放送回
ソラシド本坊のせつない話
よしもとの後輩、ソラシドの本坊は、お笑いだけでは食べていけないため、大工の仕事をしているという。
ケンコバ:事情があって大工してる人もたくさんいて、早急にお金作らなあかんとか、本坊もそうじゃないですか、ホントはお笑いやりたいけども、日銭のために大工やってるみたいな。で、仲良くなってきて、「ちょっとこっちもいいかな」って思ってきた、いっつも6~7人で動いてたチームの誰かに、DSパクられたらしいんですよ、あいつ(笑)
ジュニア:(笑)
ケンコバ:ほんでひと言Twitterで「仲間やろ!!」って叫んだらしいです(笑)
ジュニア:せつないなあ(笑)
引用元:『にけつッ!!』2018年10月15日放送回
公園で一人遊び
『アメトーーク 一人遊び大好き芸人』にケンコバが出演。自分だけにしかわからない独り遊びをするのが好きだと話す。
ケンコバ:僕、テイクアウトのコーヒー買ってね、公園に行くのが好きなんですよ。こうやってベンチでコーヒー飲むんですけど。近所の子供らが遊んでるじゃないですか。
宮迫:うん。
ケンコバ:子供たちに、ギリギリ届かない声で、「おい、もう帰るぞ」って言うんです。
全員:(笑)
ケンコバ:「おい、もう帰るぞ。おかあさん怒るぞ、早よ帰らな」って。…ていう話です。
全員:(笑)
ケンコバ:これ、結構長いですね、やり始めて。10年ぐらいやってますよ。
蛍原:ええっ!?
ケンコバ:だからもしかすると近所で都市伝説で「帰るぞおじさん」て呼ばれてるかもしれないですけど(笑)でも、ギリギリ届かない声でやってるから、迷惑かけてないですから。
宮迫:早よ結婚せいや(笑)
道を歩きながら一人遊び
ケンコバ:あと、デートも実際してるんですよ、僕。
宮迫:今の彼女とでしょ?
ケンコバ:ちがいます。その辺におる、美女です。
蛍原:え?
宮迫:なにを言うてんの?
ケンコバ:キレイな人が歩いてるでしょ。その人の1.5歩前を、口パクで喋ってるフリして歩いてるんですよ。
観客:ええーっ。
ケンコバ:「ええーっ」て、誰にも迷惑かけてへんから。口パクやし、見えてへんし、その人には。ただ、車乗ってる人とか、向こう側から見てる人には「ケンコバ、いい女連れてるやん」みたいな(笑)
蛍原:アハハハハハ。
ケンコバ:しかも最近、携帯見ながら歩いてる人多いから、(その前を歩きながら)「それおまえ、合ってんのか? その地図」みたいな。口パクですよ(笑)
引用元:『アメトーーク 一人遊び大好き芸人』2018年11月22日放送回
プロレス夢のトーナメント
蛍原:ちなみにみなさん、子供のころから1人で遊ぶのが好きだったんですか?
ケンコバ:はい。僕、なんか想像の中でね、「プロレス夢のトーナメント」みたいなのを毎晩開催するんですよ。
蛍原:うん。
ケンコバ:高輪のプリンスホテルで急遽記者会見あるんで、「翡翠の間」みたいなところ入ったら各団体のプロレスラーたちがめずらしくスーツ着て座ってたりするんですよ。「夢の大会を開催します!」みたいなことがあって。で、もう自分の中でトーナメント表を書いて、くじ引きしてこうやっていくんですよ。で、(対戦カードが決まると)1試合ずつコメント頂くんですよ。もうね、4試合目ぐらいになると、ちんちんビンビンになってしまって。
宮迫・蛍原:はあ??
全員:(笑)
ケンコバ:興奮で。
宮迫:子供の頃?
ケンコバ:白目むいてそのまま寝ちゃうんですよ。そんな毎日でした(笑)試合までたどり着いたことない。毎日、考えてましたね、そんなことを。
引用元:『アメトーーク 一人遊び大好き芸人』2018年11月22日放送回
若手時代の過激ネタ
京都・よしもと祇園花月での一夜限りのスペシャルトークライブ『祇園笑者』の、ケンドーコバヤシと天竺鼠川原という何が起こるかわからない鬼才同士のトークより。ケンコバは、芸人仲間たちが川原のことを「昔のケンコバみたいだ」と言うのが納得いかない、おれはもっとポップだったと話す。
川原:あのー、うろ覚えですけど、(ケンコバの昔のネタで)ブリーフ1枚で、空き缶持って、「その空き缶、ゴミ箱に捨てるのはもったいない、おれのお尻の穴に入れてくれ」っていうのがあったんです。
ケンコバ:うん。あったね。一応、おれなりのエコ対策のネタやから。地球にやさしい。
川原:どこがポップなんですか!
ケンコバ:アハハハハハ。
川原:僕よりひどいじゃないですか。
ケンコバ:あのな、でもおれが昔そういうブリーフで昔よくコントしてたんです。それに関する、すごく良い話があって。
川原:はい。
ケンコバ:先々代のよしもとの社長が、急におれらが出てた劇場に、「今から、若手がどんなんやってるか観に行くから」ってなって。「ヤバイ!」と。今日、ケンドーコバヤシが入ってる。しかもあのブリーフのネタしよる、と。これ社長が見たら劇場つぶされるっていう話になって。
川原:(笑)
ケンコバ:でもまあ、おれには(ブリーフネタを)さしてあげたいっていうスタッフたちの親心で。進行のスタッフがホンマに昔の新喜劇みたいな掃除の人の格好して、「すんません! 今ここ歩行禁止なんで!」って社長を遠回りさせて、おれがハケてから社長に観にこさしたっていう。
川原:ええーっ。
ケンコバ:うめだ花月でそういう感動ストーリーあった。
川原:いや、感動しないですよ。僕より迷惑かけてるじゃないですか。
ケンコバ:アハハハハハハ。
引用元:『祇園笑者』2013年1月25日放送回
それぞれの名言
ケンコバ:好きな名言とかある?
川原:自分で考えたのがあるんですよ。
ケンコバ:おれもある。
川原:あ、マジですか。えー、「女は、みんな地獄行きだよ。そしてそのことを女たちは知っている」。
ケンコバ:これホンマ、おれの考えた名言と近いけど、ちょっと違う。
川原:えっ! 近いんすか。怒られるのかと思いましたよ。
ケンコバ:いやホンマに。おれの名言は「女はみんな地獄行きである。そしてそれを女は知らない」ってやつだ。
川原:(笑)
ケンコバ:そら、絶対女なんか全員地獄行くよ。ゴー・トゥ・ヘル!(笑)釜ゆで。鬼がザルに女入れてザバーッ(笑)(麺を湯切りするように)シャッ! シャッ! シャッ! 地獄行くと思うよ、女の子はやっぱり。
川原:ちょっと厳しそうですね、女の子に対して。
ケンコバ:いや、女の子には激甘。もう甘ちゃん。ていうか、赤ちゃん。女の子に対しては赤ちゃん。
川原:プレイの話ですか?
ケンコバ:プレイの話(笑)いやだって女の子は地獄行くと思うな。
川原:なんでですか。
ケンコバ:「いや、だったらせんといてほしい」ということをしすぎるというか。
川原:はい。
ケンコバ:「ちょっとオッパイ触っていいですか?」って言ったら、「はあっ!?」みたいな。いやいや、だったら谷間見える服着んといてほしいし。
川原:ああー。
ケンコバ:「可愛いパンツやね」って言うたら、「はあっ!?」って言うやろ。だったらミニスカートはいたうえでおれを対面に座らせないでほしいし。
川原:あー、なるほど。…それだけで地獄行きですか?(笑)
ケンコバ:これだけで充分地獄行くと思うよ。
引用元:『祇園笑者』2013年1月25日放送回
心霊番組NGタレント
すぐにふざけてしまうケンコバは、シリアスな心霊番組でもふざけすぎ、それ以来呼ばれなくなったと語る。
ケンコバ:おれたぶん、心霊番組にとってNGタレントなんですよ。やっちゃうというか。昔は何回か呼ばれたんですよ、ロケとか。でもやっちゃうというか、ふざけちゃうというか。
川原:ああー。
ケンコバ:廃屋にある仏壇に、今もよう出てる先生が「(霊が)こもってますね」言うたら、仏壇に頭つっこんで扉閉めるとか。
川原:……。
ケンコバ:「この人形は…」どうこう言うてるときに、懐に入れちゃうとか。「この座布団の上に(霊が)座ってますね」言うたら、投げてまうとか。「じゃあ今、正座のまま飛んで行ったんですね」とか言うたり。…ブチ切れられて(笑)
川原:そらキレますよ(笑)
ケンコバ:そんな霊能者とかお祓いする人が絶対言うたらあかんでっていう言い方でブチ切れられたわ。「呪い殺されろ!」って(笑)
川原:(笑)
ケンコバ:もうたぶん、それ系の番組お呼びかかれへんな、おれ。…でも、そうそう、自分のやってる番組でもなんか夏の怪談みたいなのがあったときに、いつも通りおれ、ふざけて話したのよ。ほんなら、これ、おれもちょっと信じられへんかったんやけど、よく「肩が重くなる」って言うやん。
川原:ああ、はい。
ケンコバ:ホンマに上から押しつけられてるみたいになって、「あれ??」みたいな。ほんで、ADの子が1人だけ泣いてて。後で「なんで泣いてたん?」て訊いたら、「コバヤシさんの後ろに、こう押さえつけてる人おったんですよ」って。
川原:……。
ケンコバ:「ええっ? ウソつけ!」って言うたけど、おれさっきの押さえつけられてる感触あったからもうガタガタ震えてきて(笑)
川原:一致したんすね。
ケンコバ:一致した。
川原:うっ、鳥肌が、…立ってへんわ(笑)
ケンコバ:自分なりの厄払いで祓ったったけどな。家帰ってから、これちょっとヤバいかもしれんと思って。
川原:塩みたいな…。
ケンコバ:塩ちゃう。日本酒口に含んで股間にブーッ吹いて。
川原:(笑)
ケンコバ:これでもう大丈夫。おれ、そういうの(心霊現象)まったく信じないし怖くないねんけど、確かにそういう現象は起こんのよ、おれ。
川原:ほう。
ケンコバ:六本木のホテルにずっと泊まってる時期あったのよ、おれ。東京によく仕事で呼ばれるようになって。そんときに、1回ハンガーが、ガタガタガターッて言い出して、バーン落ちて、「なんやねん」と思ったら、もう一回パーン戻りよったのよ。
川原:ええっ!? …絶対ウソ!(笑)
ケンコバ:ホンマやて!
川原:……。
ケンコバ:あと、髪の毛洗ってくれたことある。座って髪の毛洗ってて、洗ってくれたっていうか、流してくれたんやけど、シャンプーして目つぶったままシャワーが見つからんかったときに、おれの手にスポッてはさんでくれて。で、シャーッてシャワー流してたら手で頭をシャシャシャてやってくれた。
川原:…呪い殺されろ!!
ケンコバ:やめろ(笑)
引用元:『祇園笑者』2013年1月25日放送回
おれが死んだら…
川原:結婚しないんですか?
ケンコバ:もう、ちょっとあきらめたかな。去年1年あんだけ精力的に動いて無理やったから、もう無理やろ思って。もうだいたい見えたわ。孤独死、8日後の発見やわ。
川原:8日後かあ。
ケンコバ:見つけてくれよ、8日後に。
川原:僕がですか(笑)
ケンコバ:うん。誰でもええけど、見つからんかったらもう悲惨やからな。
川原:ちょっと寂しい…。
ケンコバ:まあ、死にざまだけ決めとこかな。川原にちょっと、頼むわ。おれの骨とか。
川原:どうしたらいいんですか?
ケンコバ:おれの骨、粉々に砕いて、その辺で一番デカいジャスコの駐車場に撒いてくれ。
川原:ジャスコ?(笑)
ケンコバ:「あいつはジャスコに生きたよ」って言うてくれ(笑)
引用元:『祇園笑者』2013年1月25日放送回
泣かない男
川原:泣くことあるんすか?
ケンコバ:おれは無い。母親から出て来たときすら半泣きやったって言われてるから。
川原:(笑)
ケンコバ:下唇噛んで我慢してたっていう。
川原:なんで泣かないんすか。
ケンコバ:いや、泣いたことないな、ホンマに。
川原:僕、逆に赤ちゃんで出てくるとき半笑いだったんです。
ケンコバ:ニヤニヤしてたん(笑)
川原:出しよったで、言うて(笑)
ケンコバ:わかってたんや(笑)
川原:今日出すやろなあ、思ってて(笑)
ケンコバ:でもあの、今になって良く言われるよ、おれ。たぶん、世界でいちばんお母さんからまっすぐ出てきたんやな、って。
川原:…どういうことですか?
ケンコバ:それが髪の毛の生え際(の形に表れてる)らしいで。おれ、これホンマ加工ゼロやからね。
川原:ええっ。
ケンコバ:たぶん、おかあさんからもうスン!と出て来たもん。キャッシュディスペンサーみたいに。しかも半泣きやってん。
川原:僕は半笑いでしたけどね。
ケンコバ:負けず嫌いか(笑)
引用元:『祇園笑者』2013年1月25日放送回