どうも、お笑い専門Webライターのgoroです。
子供の頃にツービートの漫才に衝撃を受けてお笑い好きになり、ダウンタウンにハマり、以降もボキャブラ天国時代やオンエアバトル時代、M-1、2000年代のお笑いブームなどを追いかけ続けてきました。
そのなかで、いちばんお笑いが面白かった時代といったら、――やっぱり今ですね。
これまでもずっと、お笑いに関してだけは「昔のほうがよかった」と思ったことがなく、つねに最新のお笑いがいちばん面白いと思ってきました。それはきっと、日本のお笑いが進化を止めず、つねに新たな笑いを創造し続けているからだと思います。
お笑い大国ニッポン。
お笑いの賞レースが日本中で話題の的となり、日々新たな切り口やスタイルのお笑いが生まれてくる。まったく、なんて楽しい国だろうと思います。
さて、ここでは大胆にも、2018年現在、「いま一番面白いお笑い芸人」をあえてランキング形式で、100組選んでみました。
選んだ基準は、ここ1年のあいだにテレビのネタ番組や賞レースなどで披露された、「ネタ」のみの評価としています。なので、テレビでネタを見ることがなかった芸人さんは対象外となっています。
わたしの個人的嗜好と独断によって、面白かったと思う順にランキングにしてみました。
われながら図々しく、恐ろしいことをやるなあという自覚はありますが、あまり目くじら立てずに、単なる興味本位で楽しんでいただけると幸いです。
お笑いライターが選ぶ面白い芸人ベスト100!
100位 四千頭身
2015年結成 ワタナベエンターテインメント所属
ネタを書いている真ん中の後藤と、都築、石橋の漫才トリオ。全員21歳とまだ若いのに、上手いし、仕上がっているのに驚かされます。独特のローテンションなツッコミも面白いし、ちょっと変わったスタイルの新世代脱力系トリオ漫才です。
99位 インディアンス
2009年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ボケを機関銃のように連射する田渕は、面白いを通り越したしつこさが笑える芸風から、関西のザキヤマとも呼ばれています。あの爆発力がスゴい漫才をいつかM-1の舞台で見てみたいものですね。
98位 さや香
2014年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
さや香は昨年の『M-1グランプリ2017』の決勝進出をきっかけに現在ブレイク中の漫才コンビ。向かって左がボケ担当の新山、右がツッコミ担当の石井のコンビで、新山のハイテンションなボケによる勢いのある漫才が特徴です。
97位 ルシファー吉岡
マセキ芸能社所属
結構ドギツいレベルの下ネタが多いので女性の方にはおすすめできませんが、わたしと同じく下ネタ好きの変態野郎の方にはおすすめです。『R-1ぐらんぷり』決勝にも3回出ていますが、あの大舞台でも堂々と下ネタを披露する神経はすべての変態野郎の星と言えます。
96位 しずる
2003年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
村上と池田によるコント職人。ネタはシュールなものから、演技力高めのもの、悪ふざけを延々繰り返すタイプのものまで幅広く、キングオブコントには過去4回決勝ステージに進んだ実力者です。
95位 3時のヒロイン
2017年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
標準体型のツッコミ福田と、2人のぽっちゃりのゆめっちとかなでによる女性トリオ。
「アッハーン」のネタで現在プチブレイク中。その見た目の面白さだけではなく、ツッコミの上手さやネタの構成を、千原ジュニアや陣内智則が絶賛しました。
94位 オダウエダ
2013年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
元ヤンの小田とぽっちゃりでおばちゃんキャラの植田による、20代の女性コンビ。わたしはまだネタを2つしか見ていませんが、ありふれた日常の設定からいきなりSFアクションに展開する突拍子のなさがいたく気に入りました。手作りの小道具も素敵です。
93位 おとぎばなし
2013年結成 プロダクション人力舎所属
おとぎばなしは、二人とも異性と付き合ったことがない男女の漫才コンビ。よっちゃん(女)の恋愛妄想を花ちゃん(男)が褒めまくるほのぼのとした漫才に、ときどきエロ要素をブッ込んでくるのが面白いです。
92位 吉住
2014年より活動。プロダクション人力舎所属
2018年元日の『ぐるナイおもしろ荘』で一気に注目を浴びた女性ピン芸人。ダンボール製の「たっちゃん」にのめり込む娘という、ダークでエキセントリックで薄気味悪いネタでしたが、面白かったです。こんな常軌を逸したネタを量産してほしいものです。
91位 空気階段
2011年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
「裸一貫で笑いをお届け」空気階段、ルミネで単独ライブ「strip」(コメントあり) https://t.co/G22XSOlsmU pic.twitter.com/nPiiALQ37M
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) 2018年1月17日
ぽっちゃりでボケ担当の鈴木もぐらとツッコミでネタ作り担当の水川たまりによるコンビ。超能力でモノマネを聞かせる「EXILEオーディション」や、録音した声がトシちゃんに変わってしまう「賄賂」など、突拍子もない設定のコントが爆笑必至です。
90位 セルライトスパ
2008年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
メガネのツッコミ肥後と、坊主の大須賀のコンビ。『ABCお笑いグランプリ2017』で見事優勝を果たしました。『M-1グランプリ2017敗者復活戦』で見た漫才が面白かったです。
89位 アインシュタイン
2010年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ボケの稲田の顔は、一度見たら一生忘れられないミラクルフェイス。今いくよ・くるよ師匠が初めて稲田の顔を見たときに「吉本の至宝」と名付けたほどです。関西ではすでに売れっ子で、第1回上方漫才協会大賞、第48回NHK上方漫才コンテスト優勝も果たした実力者です。
88位 ゆーびーむ☆
2015年より活動。マセキ芸能社所属
金髪と派手なピンクの衣装のギャル風ピン芸人です。彼女の決め台詞「この曲良くな~い!?」は昨年の流行語大賞にノミネートされるぐらい流行ると確信していたのに、どういうわけか流行らず、ゆーびーむ☆もそこまで売れませんでした。不思議です。
87位 ペコリーノ
2014年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
スペシャルブルームSPありがとうございました!
植木おでんが何かしでかした時は、まぐろさんに頼んで一週間は乗り切りたいです。 pic.twitter.com/Y2IOF8xtg4— クロコダイル ミユ(ペコリーノ) (@crocodilemiyu) 2018年3月15日
植木おでん(男)とクロコダイルミユ(女)による大学在学中のコンビ。もともと植木がミユを好きでコンビを結成したそうで、ネタも植木の願望そのままのような、ミユが植木を好きになったり、妙にボディタッチが多かったりする、ホンモノの変態野郎によるガチのセクハラコントが特長です。気分を悪くさせる恐れがあるのであまりおすすめはしませんが、わたしは大好きです。
86位 田中上野
2013年結成 グレープカンパニー所属
上野がギターと歌を担当し、田中が自作のフリップをめくっていくというスタイルのコンビ。ことわざをテーマにしたシュールなネタで、哀愁漂うせつない絵と展開が面白いです。《Abema杯第1回フリップ芸-1グランプリ》で見事優勝を果たしました。田中は漫画家としても活動し、『サラリーマン山﨑シゲル』という単行本が20万部を超えるベストセラーとなっています。
85位 大自然
2015年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
ボケの白井と、声の良い里のコンビ。ゆっくりとした間で、やさしく諭すようなツッコミが特徴の「癒し系漫才」。ネタも見た目もコンビ名も個性的な彼らは、1年目からTVで漫才を披露したほどの実力の持ち主で、先輩芸人たちが絶賛するほど独特で完成度の高い漫才コントをしています。
84位 モグライダー
2009年結成 マセキ芸能社
見た目通りのおバカで滑舌も悪いともしげを、イケメンの芝が調教師のようにリードしているコンビ。芝は「日本一練習しないお笑いコンビ」と自称し、その理由は「練習すると、ともしげがまったく面白くなくなるから」ということです。『ゴッドタン』の企画〈若手の間で「こいつは天才だ!」と一目置かれている芸人〉では、1位に選ばれました。
83位 ハリセンボン
2003年結成 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
女芸人ではたぶんいちばん売れているハリセンボン。どんな場面でも春奈の「〇〇じゃねーよ」さえあれば笑いを取れるのは凄い武器ですね。二人とも、コメントをふられれば必ず面白いことを言うし、漫才も面白いし、女芸人の中では一番万能な2人だなと思います。
82位 にゃんこスター
2017年結成 ワタナベエンターテインメント所属
はじめてランウェイを歩く#札幌コレクション pic.twitter.com/NDVFX00sXM
— にゃんこスター アンゴラ村長 (@pupumumumu) 2018年4月28日
結成わずか5カ月で『キングオブコント2017』準優勝を果たした「リズムなわとび」のポップな破壊力は衝撃的で、大ヒットネタとなりました。二人とも一風変わった不思議なセンスを持っているので、新しいネタもぜひ見てみたいですね。
81位 アキラ100%
2005年より活動 SMA NEET Project所属
【絶対見せない de Show】
YouTube、第2弾動画!『アキラ100% × 振り子』
海外の方もたくさん見てくれますように!世界に届けー!『Akira100% × Pendulum』
Please check out my video!
I hope this reaches to JustinBieber😆https://t.co/sIzajfQHzw pic.twitter.com/oDhpSQQy2N— アキラ100% (@akira100p) 2018年3月19日
今や知らない人はいない裸芸人、『R-1ぐらんぷり2017』で優勝を果たしたお盆芸の達人です。その放送コードスレスレの芸については賛否両論がありましたが、なあに芸人にとっては、マジメな方たちからバカだの下品だの言われるのが勲章みたいなもの。誇りを持ってお盆芸を続けて欲しいですね。
80位 ANZEN漫才
2009年結成 浅井企画所属
日本中の老若男女に愛されているみやぞんと、その相方としてこれ以上ふさわしい人はいないあらぽんのコンビ。みやぞんは天然と天才のちょうど中間の人だと思います。ネタでは「刑務所から出所するみんなへ」が好きです。